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市川猿之助「名跡を返上せず」で波紋、“舞台に復帰する”との強い意志か? 香川照之の長男・市川團子が名跡を継ぐとの見方も先行き不透明に

NEWSポストセブン / 2024年7月9日 7時15分

裏方に徹するわけではないのか

 歌舞伎俳優・四代目市川猿之助(48)が、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(享年76)と母親の喜熨斗延子さん(享年75)に対する自殺幇助の罪で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けてから半年あまりが過ぎた。

 当の猿之助は、現在も事件の現場となった東京都内の自宅で、最近飼い始めたという柴犬とともに生活しているという。今後の復帰の予定などは一切未定で、「本人に復帰の意志はない」などとも報じられている。ある梨園関係者は言う。

「今、四代目(猿之助)が面倒を見ていたお弟子さんたちが続々と廃業している。それまでは、『四代目の復帰までは自身が舞台を休んでも、四代目をケアして、復帰の際には華々しく舞台を飾る手伝いをしよう』としていたお弟子さんたちが急に相次いで廃業してしまった理由は、四代目が表舞台に戻ろうとしていないからではないか、という見方が飛び交っているのです。代わりに、四代目は裏方での活動を望んでいるという話もある」

 実際に、今年2月に開幕したスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」(東京・新橋演舞場)では、主演を務める香川照之(55)の長男・市川團子(20)に直接稽古をつけていたことが明かされている。

必ず舞台に復帰したい?

 しかし、別の梨園関係者はこう言う。

「実は四代目(猿之助)が『猿之助』の名跡を返上しないことが波紋を広げているのです。一般的に歌舞伎の名跡はその『家』のみが独占して持つものではなく、継いでいく際も一度、松竹に戻すものとなります。襲名の際に、必ず『松竹のお許しを得て』という一言が入るのはそういった理由がある。

 事件直後、四代目の『名跡返上』は不可避と見られていました。『猿之助』という大名跡を傷つけ、汚すこととなったため、名前を守るためにも、伯父である三代目猿之助(二代目猿翁)に相談したうえで返上し、しかるべき時に、五代目を継ぐ役者に受け渡すものだろうと言われていました。

 しかし、三代目は昨年9月に不整脈のため亡くなった。相談する人がいなくなってしまったこともあるのかもしれませんが、現在に至るまで名跡を返上しようとする動きがないため、四代目から返上の申し出があるものと思っていた松竹関係者も困惑しているといいます」

 それについて、こんな見方もあるという。

「名跡を返上しないということは、“猿之助として必ず舞台に復帰する”という強い意志が本人にあるのではないかと言われているのです」(同前)

 松竹に聞くと、「(返上しないという意向について)そのような動向は何ら認識いたしておりません」(広報室)としたうえで、「まずもって、現時点ではまだ『復帰』を論じる状況ではないものと考えております」(同前)と回答した。

 これまで「猿之助」の名跡は遅からず團子が継ぐとみられてきたが、まだ先行きはわからないようだ。

※週刊ポスト2024年7月19・26日号

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