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「ペンライト文化は韓国発祥」BTS事務所の主張で論争 専門家は「最初に広めたのは西城秀樹さん」、“ゴンドラ”“観客と同じ振り付け”も秀樹さんの功績

NEWSポストセブン / 2024年7月19日 7時15分

最初にペンライト文化を広めた西城秀樹さん

 いよいよ開幕目前に迫ったパリ五輪。その応援グッズを巡って思わぬ議論が繰り広げられている。発端は、BTSやLE SSERAFIMなど世界規模で活躍する人気アイドルグループを擁する韓国の大手芸能事務所「HYBE」が、韓国選手団を応援するために製作したペンライトだ。

 いまやコンサートで推しのアーティストを応援するために欠かせないアイテムとなったペンライト。今回HYBEが作ったのは、選手団に配布されるものと一般用のものがあり、いずれも聖火リレーのトーチがモチーフだ。このペンライトに注目が集まったのは、7月9日のこと。

「HYBEのペンライトの配布について報じた、韓国の情報を発信するネットメディアがHYBEのコメントとして『K-POPから始まったペンライト文化』という文章を掲載したのです」(芸能関係者)

 これにすぐさま反応したのが日本のアイドルファンたちだ。「K-POPが流行するずっと前から日本ではペンライトを使っている」とSNS上で怒りの声を上げ、日韓で大論争に発展することに。今回の「ペンライト日韓論争」についてアイドル評論家の中森明夫さんが指摘する。

「コンサートで最初にペンライト文化を広めたのは、西城秀樹さん(享年63)だといわれています。1974年、大阪球場で夜公演のコンサートを控えていた西城さんが、『客席の皆が見えるように懐中電灯を持ってきて』とコンサート前日に呼びかけたそうなんです。それ以降ファンがコンサートにライトを持ち込むようになり、徐々にほかのアーティストのコンサートにも広まったといいます」

 実際、西城さん本人も、2016年に東京新聞のコラムで「実はペンライトは僕のコンサートが発祥なんです」と語っている。西城さんが残した功績はペンライト文化にとどまらない。

「いまでは当たり前になったゴンドラの使用も西城さんのコンサートが最初。観客が歌手と同じ振り付けを踊って楽しむのも西城さんの『YMCA』が始まりだといわれています。彼は韓国でライブを行ったこともあり、有名だったので、韓国の方が日本での西城さんのペンライトの演出を知り、韓国に持ち帰って広がったことから、ペンライト文化が韓国発祥だと誤解している人がいるのかもしれませんね」(中森さん)

 今回の論争には西城さんのファンも参戦。「元祖はヒデキ」というコメントもあったようだ。そうした反応を受けてか、件のネットメディアは「内容に誤り」があったとして10日に当該記事を削除した。“ヒデキファン”の熱い声が日韓論争を終わらせたといえるだろう。

※女性セブン2024年8月1日号

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