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「性的同意」について理解すべき4つのポイント 突き詰めれば「相手の気持ちに寄り添う」だけ、重要なのは“いつでも”「やめて」と言えること【女性医師が解説】

NEWSポストセブン / 2024年7月26日 11時13分

「嫌だと感じたらどんなときでも拒否できる状況でなければなりません。また、上司と部下といった上下関係や利害関係を意識した性行為では性的同意は成立しないので、とくに上の立場にいる男性には充分な配慮が求められます」(富永氏)

 3つ目の「いつでも『やめて』と言えること」は、“いつでも”が重要なポイントだという

「“キスはしたけどセックスはしたくない”“昨日はOKだったけど今日は嫌”ということもありえます。セックスの際にはその都度、女性に気持ちを確認することが求められます。女性が嫌々ではなく『積極的に合意』し、意思表示していることも確認しなければいけません。

 愛想笑いでさえ“好意を持たれている”と思い込む男性もいますからね。日本は欧米と違いイエスとノーを曖昧にする表現に慣れてきたので、男女の行き違いが多かった。契約のように感じるかもしれませんが、これが現代のスタンダードなのです」(同前)

(後編へ続く)

※週刊ポスト2024年8月2日号

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