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M-1王者・銀シャリが語る「令和ロマン」 「新しい戦い方」「テレビに縛られてない。そこはうらやましいっすよね」

NEWSポストセブン / 2024年7月26日 17時58分

賞レースへの思いを語った銀シャリ

 2016年のM-1王者・銀シャリは、今年で結成19年を迎えた。「結成15年以内」を出場条件とするM-1に加え、16年以上を対象とする賞レース・THE SECONDも始まったなかで、銀シャリは自身が優勝して以降の賞レースをどう見ているのか。(全3回の第2回目。第1回から読む。聞き手/中村計・ノンフィクションライター)

――毎年、M-1の時期になると、その年のもっともいいネタ2本をひっさげて脳内で参戦するという架空M-1、通称「エアM-1」。今もエアM-1はやっているのですか。

橋本 やっぱり毎年2本はいいネタが欲しいですからね。そういう意味でも、「M-1に出てたら……」というのはひとつの指標になりますから。

――過去、エアM-1で銀シャリが優勝したことはあるのですか?

鰻 それを言うとね、優勝した人に対してあれになってもあれやし。

橋本 毎年、優勝するつもりでやっていますから。

鰻 結果は察してください。

――昨年の令和ロマンの優勝はどう見ましたか。

橋本 僕は囲碁将棋の文田(大介)と一緒にテレビで観ていたんですけどね。いや、ほんまニュータイプですよね。

鰻 緊張が見えなかった。普通、緊張するもんやと思うんですけど。1週間くらい前から「楽しみです!」みたいなノリで。

――過去、準々決勝と準決勝でやったネタを、テレビ放送される決勝で一度もやらずに優勝したコンビなんていませんよね。

橋本 ものすごく戦略的でしたよね。トップバッターになったから、お客さんに話しかける系のネタにしたとか。いろんな傾向のネタを準備しておいて、順番や流れによってネタを変えていました。新しい戦い方やなと思いましたね。

テレビに重きを置かない新鮮さ

――令和ロマンはテレビに重きを置いていないのも新鮮ですよね。

橋本 ついに現れたな、という気がしますよね。ぜんぜんいいと思いますよ。

鰻 こういう人、今後、増えてくるんじゃないですか。テレビではほとんど見かけないけど、YouTubeとかTikTokではめちゃめちゃ人気がある芸人とか。

橋本 別に令和ロマンもテレビに出ないと言っているわけではないですよね。

――優先順位はそこまで高くない、という意味だと思います。でも今後、テレビよりもYouTubeの方をたくさん見てきたという世代がどんどん出てきたら、テレビに出たいと思わないのはごく自然なことだという時代が来そうですよね。

橋本 そこ、難しいですよね。ほんまに。ちょっと上の世代の人が、テレビを愛している人こそテレビから愛されるべきやという言い方をしていて、それはほんまにそうやなと思ったんです。その点、令和ロマンはテレビに縛られてない。自由。そこはうらやましいっすね。

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