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《パリ五輪競泳女子・牧野紘子》本人は大学院博士課程在籍で親は大学教授…なぜ競泳選手に“高学歴一家”が多いのか

NEWSポストセブン / 2024年7月29日 7時15分

牧野紘子選手は大学院博士課程在籍(写真/AFLO)

「パリ五輪の競泳の代表選手には秀才が多いのも特徴です。親が大学教授というサラブレッドから、医師志望や資格マニアと、それぞれ個性的なんです」(水泳関係者)

 まずは、女子200mバタフライの牧野紘子(24才)。牧野は現在、早稲田大学大学院の博士課程に在籍する「院生スイマー」だ。

「彼女の両親は大学で教鞭をとる教育者。特に、お父さんは超名門国立大学で数学の研究を専門としているそうです。そんな両親の姿に憧れて彼女も教育学部に進んだとか。学生時代から勉強熱心で、高校時代のインタビューでも『遠征や合宿に行く際は予習をし、友達に各教科のノートの写真を送ってもらいます。1日2時間は勉強します』と答えていました」(スポーツライター)

 牧野と同様、文武両道なのが、女子200m個人メドレーの松本信歩(22才)。

「彼女は早大生ですが両親と弟は東大という高学歴一家。彼女自身も学部の成績優秀者にしか権利がない奨学金を受けながら、毎年資格試験にチャレンジする異才の持ち主。すでに、学生ながら簿記2級や宅地建物取引士といった難関資格も取得していて、次なる目標は行政書士だそうです。

 また、男子200m平泳ぎの花車優選手(24才)も高校は地元香川の進学校の出身で、かつては医師を志したこともあった。大学進学時も水泳と勉強、どちらをメインにするか真剣に悩んだと聞きます」(前出・スポーツライター)

 なぜ競泳選手やその家族に高学歴が多いのか。

「少し前から、親の収入によって子供に『体験格差』が生まれると叫ばれていますが、その影響が出たのかもしれません。1年を通じてプールに通わせるには、温水プールを持つ学校外のスイミングスクールしかない。そして水泳は幼少期の習い事としてはほかのスポーツよりも月謝が高いといわれています。小学校から中学校以降も続けさせるには親の経済的負担は小さくない。

 実際、年収300万円と600万円の親を比較すると、後者の方が水泳を習わせている率が高かったという調査結果もあるようです。現代は高学歴ほど高収入になりやすい時代ですから、それが顕著に出たのかも」(前出・水泳関係者)

 東大生の6割が習い事として水泳を経験していた、という統計もあるという。令和の文武両道スイマーたちがどんな活躍を見せるのか、こちらも楽しみとなりそうだ。

※女性セブン2024年8月8・15日号

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