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【どうなる自民党総裁選】派閥が解散しても影響力が大きいキングメーカーたち “噛ませ犬”候補を乱立させて決選投票で意中の人物を勝たせるやり口

NEWSポストセブン / 2024年7月29日 13時13分

「前回の2021年総裁選の事前予想では、世論調査で人気の高かった河野太郎氏(現・デジタル担当相)に党員票が雪崩を打って流れ、1回目の投票で過半数を取る可能性があった。

 そこでキングメーカーの安倍氏は“河野阻止”のために高市早苗氏(現・経済安保担当相)を擁立。河野氏に流れそうな党員の保守票を高市氏が奪い、河野氏の票を減らした。そのうえで、議員票の比重が重い決選投票で岸田首相が河野氏に勝利した。高市氏は河野票を減らすための“噛ませ犬”として利用されたと見ていい」(自民党閣僚経験者)

 その安倍氏が亡くなり、最大派閥の安倍派も解散を決めたことで、現在、自民党で総裁選に大きな影響力を持つ実力者は麻生太郎・副総裁と菅義偉・前首相の2人だ。その2人が対立するか、手を組むかで総裁選の構図は大きく変わってくる。

 そこで本誌・週刊ポストは自民党総裁選を長く取材してきた政治ジャーナリストや政治評論家の協力で、総裁選の展開をいくつかのケースに分けて詳細にシミュレーションした。次回記事から想定されるシナリオを紹介していこう。

(第2回に続く)

※週刊ポスト2024年8月9日号

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