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【卒アル入手】祖父母ら親族3人を刺殺した疑いの片山宏一容疑者(27)は卒業文集で修学旅行の枕投げを「戦争」と表現 小学生の頃に見せていた「異様なこだわり」

NEWSポストセブン / 2024年7月31日 15時40分

片山宏一容疑者。左が小学生の頃の写真

 静岡県菊川市の住宅で、男に刃物で襲われこの家に住む渋谷昭一さん(87)、育子さん(81)の夫婦と、次女の留美子さん(52)の3人が死亡した事件。静岡県警は殺人容疑で指名手配していた、昭一さんらの孫の元自衛官、片山宏一容疑者(27)を7月30日夜、北西に350キロ以上離れた鳥取市内の施設で確保した。

「県警は防犯カメラのリレー捜査などを通して、身柄を確保しました。県警は事件発生直後から100人態勢で捜査を続け、犯行から1日以上経過してからの確保となりました。

 容疑者は、犯行時と服装を変えて新幹線などの電車を使って逃走していた。『自分がやった』と話していますが、腹に刺し傷があり、県警は回復を待って逮捕する方針です。

 親族間でのトラブルの詳細はまだ不明ですが、3人はいずれも刃物で襲われたとみられ、複数の刺し傷や切り傷がありました。激しく抵抗していたであろう3人を続けて殺害したという行為は、相当に強固な殺意に基づく犯行とみられています」(事件担当記者)

 祖父母と叔母を殺害した凄惨な事件。NEWSポストセブンは静岡県内で容疑者を知る関係者らを取材した。

「正直、“キレ癖”はあったと思います。親やおじいちゃんおばあちゃんに反抗することもあったようです。暴力はなかったと思うのですが、結構口が悪くて『てめえ、このヤロウ』みたいなことを言うんです。家族仲はあまり良くはなかったんじゃないかな」(片山容疑者と小中学校で同級生だった男性)

 また、別の同級生の母親はこう話す。

「息子と(片山容疑者の)仲が良かったのは、小学校高学年くらいだったかな。やんちゃ盛りだったから、元気がいい子っていうイメージだね。ちょっと乱暴な子ではあったけど、まさかおじいちゃんとおばあちゃんを殺しちゃうなんて、本当に驚きました」

 乱暴、口の悪さ……関係者らへの取材で見えてくるのはこのようなエピソードだ。また、容疑者は小学生の頃にマシンガンタイプのエアガンを使ったサバイバルゲームなどに熱中していたことが判明している。

 小学校の卒業文集には修学旅行で行った同級生とのまくら投げを「戦争」と表現し、独特の感性とこだわりを見せていた。

《電気を消したそのあと、みんなでまくら投げという戦争を起こした。みんなは暗闇の中で人にまくらを投げたりたたいたりといった戦いをしていた。ぼくは次の日のために早くねたいのでふとんにもぐってかくれていた。だけと思っていたことが起った。だれかが戦いをやっていないぼくにまくらをふとんの上からたたいてきた。ぼくは「だれ?いまたたいてきた人は!」といって、戦いに参加。みんなは声をださないで戦かっていた》(原文ママ。以下同)

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