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《この身を切り刻んでも奉仕をしていく》杉良太郎、間もなく80才で訴える「新たな国民病」への画期的対策

NEWSポストセブン / 2024年8月3日 11時15分

 振り付けを「健康一番プロジェクト」サポーターで世界的ダンサーのMaasaが担当。久留米大学医学部教授の川口巧さんと東京大学先端科学技術研究センター特任研究員の宮﨑敦子さんが監修にあたり、脂肪肝の予防・改善や認知機能の維持・向上などを促す、幅広い層へ向けたプログラムになっている。

 Maasaとアクロバットを得意とする一卵性三つ子のシンクロアクロバットパフォーマー・佐藤三兄弟のレクチャーのもと、観客全員でダンスチャレンジをするコーナーでは杉も立ち上がって、スーツ姿でトライ。Maasaの「間違えても気にせずに、ダンスを楽しんで!」の呼びかけに応えるように、始めは小さめだった動きも回を重ねるごとに大きくなり、隣で踊る伍代とぶつかりそうになるほど伸び伸びステップを踏み、ポーズを決めた。

 約20分みんなでダンスに勤しみ、会場は快活な笑顔でいっぱいに。杉も、「私もちょっと今動きましたけれど、血が逆流していて、思考がいつもの半分くらいでございます」と笑わせながら、充実した表情を見せた。

 続けて、「これまで心臓や椎間板ヘルニア、狭窄症の手術などを3回もやりました。入院中のベッドの上では“病院で寝ている人生なんてつまらんなぁ”と、そんなことばかり。自分の体は日頃から自分で気をつけなければいけないと、つくづく痛感しました」そして、「人間にとって何がいちばん幸せか、考えました。やはりなんといっても健康なんです」と、かみしめた。身をもって感じた健康のありがたみが、杉を精力的に突き動かす大きな原動力となっている。

成人の約30%が罹患する「新たな国民病」

 2012年に始まった「知って、肝炎プロジェクト」の活動は13年目になる。武見大臣からも挨拶で「杉さんはこれまで長年にわたって貢献してくださっている」と感謝の意が伝えられた。

「厚労省から肝炎を中心とした取り組みをしてほしいと依頼があって、最初はとんでもないことを引き受けてしまった、でもやりがいがあるな、と。当時は肝炎に偏見があってサポーターを引き受けてくれる人もなかなかいなかった。今はがん対策もしていて、早期発見・早期治療のための検査の大切さを訴えています」

 知って、肝炎プロジェクトのスペシャルサポーターには常盤貴子、DA PUMP、佐藤三兄弟が新たに加わり、計27組に。ウイルス性肝炎に始まり、脂肪肝の対策などにも取り組む。

「ウイルス性肝炎が全国的にグッと減ってきている。その一方で増えているのが脂肪肝とアルコール性肝炎です。脂肪肝は成人の約30%が罹患していて、新たな国民病ともいえます。放っておけば肝硬変、肝がんなどに発展するリスクがある。そこで考案したのが、今回発表した『健康ダンス』。こうした取り組みを通じて“元気な高齢者”をアピールし、日本から世界へ『健康』を輸出したい」(杉)

 イベント終了後には囲み取材に応じ、杉は同席していた『OYAじ~Z』のメンバーに自ら“取材”。「食欲はありますか」「お酒はのむ?」「体の悩みはないですか」などと、質問した。

「みなさん、本当にすごいなぁ。私の母親は93才で亡くなっているけれど、寝たきりだった。それを93才、95才の年齢になって振りを覚え、ダンスしているんだから。みんなの前で踊るのは緊張したと話していたけれど、そのプレッシャーが刺激になるし、それに負けないのは強いと思う。脳も、気も若いね」

 杉は意欲に満ちた面持ちになり、国民の健康のためにすこしでも力や希望になれるよう、今後も日本全国を飛び回って「この身を切り刻んでも、奉仕をしていきたい」と語った。

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