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天皇皇后両陛下、東北豪雨被害で須崎御用邸でのご静養が白紙 上皇ご夫妻は那須御用邸でご静養 美智子さまから両陛下への“配慮”の側面も

NEWSポストセブン / 2024年8月6日 16時15分

 8月上旬というスケジュールを考えれば関係各所との調整も済んでいたはずですが、どうやら、須崎御用邸でのご静養は白紙になったようです。両陛下が豪雨被害を憂慮されていることは明らかでした」(前出・皇室記者)

 雅子さまにとって大変重要だったはずの今夏のご静養。それでも「行かない」という判断をされた背景には、日本赤十字社(以下、日赤)の青少年・ボランティア課で常勤嘱託職員として働かれている愛子さまの存在もあるのではないかと皇室ジャーナリストは分析する。

「自然災害発生時にこそ、日赤は真価を発揮します。今回の東北豪雨でも、すでに各県支部は、要請のあった地区に救援物資の輸送などを始めています。

 愛子さまは本社勤務ですが、本社内でも当該地域のバックアップや、医療関係者、ボランティアの手配など、緊急対応に追われているはずです。

 両陛下はご静養を白紙にする過程で、愛子さまにも相談されたでしょう。入社後初めてといってもいいほどの大規模な災害への対応を目の当たりにされた愛子さまが、ご静養ではなく、被害に遭った人々のために仕事をされたいとお考えになったとしても不思議ではありません」

 迅速な判断をされた両陛下だが、一方でご静養取りやめのご決定は、図らずも上皇ご夫妻の行動に疑問符をつけられる形にもなってしまった。

平成の時代は災害で中止

 7月29日午後、上皇ご夫妻は東京駅に降り立たれた。おふたりはゆっくりとした足取りで集まった人たちの前に姿を見せると、小さく手を振られたという。

「上皇ご夫妻は、5日間にわたる那須御用邸でのご静養からお戻りでした。今回は報道陣の取材機会も設けられず、完全におふたりでのご静養。自然豊かな環境のなかで、ひっそりと過ごされたそうです。

 ただ、出発されたのは、東北豪雨が発生した25日でした。被害の状況が次々と明らかになり、死者も発表されるなか、美智子さまはどのようなお気持ちで静養されていたのか……」(前出・宮内庁関係者)

 平成時代、上皇ご夫妻は噴火、地震、豪雨などの自然災害が発生するとその都度、予定されていたご静養を取りやめられてきた。御代がわり前の2018年7月にも、西日本豪雨発生につき、被災者らを案じられて那須御用邸でのご静養を取りやめられた。

「常に国民のことを第一に考え、寄り添われる上皇ご夫妻らしいご判断でした。

 今回、東北豪雨を受けてのご静養取りやめという両陛下のご決断は一見、上皇ご夫妻のことを否定されたようにもとれますが、美智子さまはむしろ、おふたりのお考えを支持されるのではないでしょうか」(前出・皇室記者)

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