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《83歳にして大河ドラマ出演決定》俳優・石坂浩二、若さを保つ秘訣はプラモデル・プロ野球・料理 終活は「する気はない。なるようになりますよ」

NEWSポストセブン / 2024年8月10日 15時59分

「中学生の頃に母が病気になり、私が料理を始めたんです。金田一シリーズでは牛肉ばかり食べたがる市川監督のために毎回頭を悩ませながらお昼ご飯を作りました。

 映画『私は貝になりたい』(2008年)では中居(正広)くんが減量で苦しんでいたので、オールアップの日にカツカレーを振る舞った。いまも家では毎晩妻の分まで私が出汁から取って作ります。知ってます? いい鰹節は味が段違いなんですよ。妻はそこまで拘らない人だから、我が家は私がいなくなったら妻が困るんじゃないかな(笑)」

 妻は「ろうがんず」のメンバーでもあり、夫婦でプラモデル作りを愉しんでいるという。

 仕事もプライベートも充実する一方の石坂だが、年々、大事にするようになったことがある。

「大切なのは『肯定』と『否定』を半分ずつ持つこと。たとえばテレビや芸能界を50%は肯定するけど50%は否定します。肯定がないと落ち着けないし、否定がないと変化や進化が生まれません。これは仕事に限らず、人生のあらゆることに通じる考え方だと思います」

 自らの「引き際」をどう考えるのか──。石坂は少し間を置いて、「その問いは本当に難しいですね」とつぶやいた。

「いろいろなことを少しずつ辞めるのか、一度に辞めたほうがいいのか。難しい問題だからあまり考えないようにしています。とはいえ、これから体にガタが来たらどうするかは考えておく必要がある。ただ、どうしたって老いていく。うまくいっていることや流れには“逆らわないほうがいい”と思うようにしています」

 最近、「終活」という言葉が定着し、人生の終わりに向かって準備を進める人が増えてきた。だが、石坂は無関心だという。

「団塊世代がどーんとリタイアしたから、その人たち向けの話題で『終活』が出てきたのでしょう。私の周りで終活の話をする人はいないし、している人も知りません。僕もする気はないし、まぁ、なるようになりますよ」

(了。前編から読む)

※週刊ポスト8月16・23日号

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