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【遺体の損傷が酷く遺族は直視できなかった】殺人クマの被害が急増!次は「夏のキャンプ場」でゴミの管理をしない学生とファミリーがヤバい

NEWSポストセブン / 2024年8月9日 16時15分

クマの被害は増加傾向にある(時事通信フォト)

 心霊動画が人気になる夏休みシーズン。同じような“恐怖動画”で、最近急速にSNSで拡散されているのが、野生のクマが人間を襲うという残酷動画だ。2016年に秋田県鹿角市で男女4人を食い殺した雄熊「スーパーK」や、2019年に北海道で60頭以上の牛を襲ったヒグマ「OSO18(オソ)」が有名だが、令和の今も、その被害は全く減っていない。むしろ増加傾向だ。

 環境省によると、昨年度のクマによる被害者は219人、そのうち死者は6人。統計を取り始めた2006年度以降で、いずれも過去最多だった。5月には秋田県鹿角市で、警察官2名を含む計3人が死傷。その遺体の損傷は酷く、遺族は直視できなかったほどだった。また、6月25日には、青森県八甲田山系・酸ヶ湯温泉付近で、タケノコ採りをしていた80代女性がクマに襲われて死亡。地域もバラけており、富山県や兵庫県でもクマによる襲撃事件が幾つも勃発している。

 クマ被害の“ハイシーズン”としては、冬眠から覚めた空腹のクマが暴れる春先のイメージが強いが、6、7月で繁殖期が終わり、春や秋に比べてエサが少ない夏も危険度は増すと言われている。実際、8月に入って以降、北海道や東北各県では、住宅地でのクマの目撃談が相次いでおり、すでに今年度500件以上と過去最高となった。

「去年は全国的にクマのベビーブームだったのに、逆にエサはドングリが不作で、人里まで下りて食物を探すことが多かった。そうやって新たなエサのありかを覚えたクマが、また今年もやってきているという負のスパイラルに入りつつあると考えられます」(東北地方の狩猟関係者)

 昨今のアウトドアショップの店棚には、クマよけ鈴(熊鈴)やクマ撃退スプレーが並んで、売り切れる店舗も少なくないというが、「実際にクマを目の前にしたら、そんなスプレーで冷静に対処することなど簡単にできない」と、前出の狩猟関係者は警鐘を鳴らす。

 数多く目にするのは山奥や農地、山麗の住宅地などの被害ニュースだが、特に夏休み期間に侮れないのが、大勢の家族連れやカップルまでもが訪れる山や川のキャンプ場だという。

「キャンプ場では、夜間、朝方、夕方に食べ物の匂いをたどって出没する可能性があります。バーベキューでの食べ残しの生ゴミの匂いが危険なのです」(前出・狩猟関係者)

 管理の行き届いたキャンプ場ではゴミ処理も繊細に行われているが、何よりも来客者たちの自主性が肝心だ。食材は匂いが漏れないケースや袋に入れるのは当然、生ゴミ袋は必ず密封するのがマナーだが、昨今はそうした“当たり前のルール”を守れない学生グループやファミリー層がいるという。

 基本的には草食傾向の強いクマだが、1度味を覚えるととたんに肉食に目覚め、再び人間を狙う可能性がある。楽しい夏休みを、まさかの惨劇にせぬように、一人ひとりの安全管理が最重要ポイントになってくる。

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