1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

《少年少女を闇堕ちさせた男》初公判に出廷した“トー横キッズのまとめ役”徳永晋太郎被告は激痩せ姿で車椅子に乗り…関係者が明かした「未成年買春、薬物汚染」の実態

NEWSポストセブン / 2024年8月15日 7時15分

「徳永は6〜7年前から新宿にいたと思います。当時からキャバ嬢の売掛金を客から取り立てて脅迫したり、女性に性的暴行を加えたり、クスリ関係で捕まったりと、何回も警察のお世話になっていたような男です。界隈では有名なビジネスホテルに年間で、300泊以上していたそうです。子ども達の前ではいつも『俺は金がある』とか大見得を切っていて、悪い大人として界隈では認識されていました。

 ある時、自身を“イベントオーガナイザー”と称していたこともありました。トラブルがあり、実現しませんでしたが、2年前の8月には歌舞伎町内のとあるクラブで、音楽イベントを開き、裏では大麻の“品評会”のようなことを行なっていました。その時は一世風靡した超有名なラッパーもフライヤーに名前が出ていましたね。またこの時、トー横キッズたちもイベントに招待されています」

 そんな被告は2年ほど前からトー横キッズを犯罪行為に巻き込むようになったという。

「女の子は売春で稼げるんですけど、男の子は簡単には稼げない。そうすると、稼ぐ手段として犯罪って選択肢が出てくる。これをキッズに教えていたのが徳永です。『仕事がほしい』『楽に稼ぎたい』っていう子ども達の需要をうまく利用したんですね。

 徳永は広場に頻繁に顔を出し、界隈の子の一部では有名人でした。交流の場だった広場で、徳永はキッズと友達みたいな関係になるんです。彼と仲良くなった悪い子たちは、お金をダシに特殊詐欺の末端や薬物の売人に仕立てられる。徳永はそんな子たちにもクスリや大麻の味を覚えさせて、トー横のネットワーク内でブツを売り捌いていたんです」(同)

「生きては帰れねえぞ」「8万ごときで殺人までしたくない」

 監禁の被害者になった少年も、徳永被告に取り込まれてしまったキッズの一人だった。

 検察の冒頭陳述によると、少年は歌舞伎町に頻繁に出入りするようになり、2023年1月頃に被告と出会い、売春のあっ旋をはじめ、その1ヶ月後には覚せい剤や大麻の密売も行うようになったという。

「もともとは大宮あたりの子で、市販薬のOD(過剰摂取)とかを繰り返しているような奴でした。それが新宿に出てきたことで徐々にエスカレートして大麻にハマり、徳永のビジネスに協力するようになった」(前出・トー横関係者)

 監禁事件に発展した経緯はこうだ。

 少年は違法薬物を販売するたび、仕入れ代として8万4000円を被告らに払うことを約束していた。しかし昨年2月中旬、彼は薬物を売った後にこの代金を支払わず、徳永被告からの連絡も無視していた。また同じ頃に、特殊詐欺で手に入れた金を持ち逃げした仲間の男を匿っていたことで、さらに被告らの怒りを買ってしまう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください