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《ハニートラップ騒動》皇室と関係深いイギリス人男性が中国人留学生と不倫、皇室に関する情報漏洩の可能性…宮内庁が質問に回答

NEWSポストセブン / 2024年8月23日 7時14分

 こうした事情はイギリスも同じだ。映画『007』シリーズのジェームズ・ボンドでおなじみのイギリスMI6(秘密情報部)の元スパイは、筆者の取材に「MI6は2021年から、イギリスの大学に籍を置く学生や研究者らのスパイ活動を調べる特別チームを設置し、中国人留学生らも対象にしてスパイ活動との関連性を調べている」と述べた。

「中国政府とは関係ない」

 中国では2017年、中国企業や国民に諜報活動への協力を義務付ける「国家情報法(※)」が制定された。この法律は国外にいる中国人にも適用される。

(※世界中で約14億人いる中国人に政府のために諜報活動を行う法的根拠を与え、さらに諜報活動に関する秘密保持も課す法律。中国に進出する企業や現地の在外公館などでは、情報流出の懸念に頭を悩ませている)

 中国が諜報活動を活発化させる中で、標的のひとりとして目をつけられたのがA氏だったのだろうか。A氏と交流を持つあるイギリス人は、彼の人柄について、匿名を条件に次のように語る。

「Aさんは気さくな人柄で、自身の交友や要人のプライベートに関しても自然に話してしまうタイプです。自分の家族にも皇族と会った際の会話の内容を話していたようで、当然、不倫相手の女性にも漏らしていたと考えられます」

 A氏は日本駐在時、日本や国外のVIPらとも密につきあい、園遊会、桜を見る会に参加していた。

 秋篠宮家は現在もA氏と親交を持ち続け、ネイティブチェッカーとして彼に協力費を支払っている。またすでに述べた通り、小室さん夫婦とも交流を続けているのである。

 秋篠宮家は次代の天皇でいらっしゃる悠仁さまのご家族であり、そのご一家の内部情報に接する立場にあるA氏。問題は、A氏を介してスパイ疑惑のある人物に皇族のスケジュールや体調、内部事情についての情報が漏れてもおかしくない状況にあることだ。日本の皇室が知らず知らずの間にスパイ活動や、引いてはテロの脅威にもさらされていたことになる。

 日本にはスパイ行為を取り締まるスパイ防止法が存在しない。そうした脅威に対抗するため、日本政府が指定した国家機密を取り扱う人物の管理を強化する「セキュリティ・クリアランス制度」が今年成立したばかりだ。ところが、現時点で宮内庁の情報はほぼ機密扱いになっておらず、宮内庁関係者の中では情報漏洩を懸念する声が大きい。そうした疑念に、当事者たちはどう答えるのか。

 A氏に取材を申し込むと、Bさんと不倫関係にあったことは認めた上で、「私は宮内庁の機密情報にアクセスする立場にはない。Bさんには宮内庁の仕事をしていることは知らせていたが、彼女は私の情報には興味を示していなかった」と回答。さらに「機微な情報に触れたと思った場合には特に気をつけて扱ってきたはずだ」と主張した。

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