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《和食の鉄人》93歳になった道場六三郎氏、現在も自らの店の厨房に立ちYouTube活動も 「料理からは一生離れられないでしょうね」

NEWSポストセブン / 2024年8月29日 7時15分

 撮影は2か月に1回程度、約5本まとめて行なう。半日ほど調理場で立ちっぱなしで撮影に臨む。

「僕の料理は『遊びと反逆』。新しい料理を考えるのが楽しくて仕方ありません。家庭料理の動画を始めてから、いい発見がたくさんあります。『交わりは進化なり』という言葉がありますが、大根おろしとマヨネーズを合わせた『マヨおろし』の美味しさは大発見でしたね」(道場氏、以下同)

「料理からは一生離れられないでしょうね」

 道場氏の健康の秘訣は、毎日の散歩と週2回のゴルフという。

「ゴルフで約9000歩、ゴルフに行かない日は2000歩~4000歩ほど歩きます。ただ、7月にゴルフ場で熱中症になり、今はゴルフを休んでいます。9月に涼しくなったら再開したいですね」

 熱中症の時も寝ながら考えていたのは、料理のことばかりだったという。

「料理からは一生離れられないでしょうね。アイデアも次々と生まれてきます。昨日よりも今日、今日よりも明日と、1つでも多く新しいものを作っていきたいです」

 そして充実した毎日が送れることに「日々感謝している」と噛みしめながら語った。

「街中を歩く時も実は幸せがいっぱい転がっています。僕はそれに気が付いた時、ありがとうと心で手を合わせます。たとえば『まだ自分の足で歩けることにありがとう』というように、1日10回以上、心の中でありがとうと言っています」

【プロフィール】
道場六三郎(みちば・ろくさぶろう)/1931年1月、石川県生まれ。銀座「くろかべ」、神戸「六甲花壇」、金沢「白雲楼」、赤坂「赤坂常盤家」で修業を重ね、1971年に「銀座ろくさん亭」を開店。2005年、厚生労働省の卓越技能賞「現代の名工」を受賞。2007年、旭日小綬章を受章。2020年12月、YouTubeチャンネル『鉄人の台所』を開始。

取材・文/上田千春

※週刊ポスト2024年8月30日・9月6日号

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