1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

【米不足で転売ヤーが跋扈】フリマアプリで「ひとめぼれ5kg 5500円」 転売商品の購入にはリスクも

NEWSポストセブン / 2024年8月23日 16時45分

 三上氏はさらに、今回の一件に潜む危険性も指摘する。

「以前転売が問題になったマスクやトイレットペーパーと決定的に違うのは転売の対象が生鮮食品であるということです。フリマアプリで出品されている精米は、中身がちゃんとしている保証がありませんから、信頼できる出品者でなければ購入することは薦められません」

 近所で買えないからといって、安易にフリマアプリなどで米を購入することはリスクをともなうのだ。

今後の動向は

 では、今後の状況はどうなるのであろうか。前出の卸売会社で勤務する男性は
「JAによる農家からの買取価格が20%〜30%ほど上がっていると聞いているので、販売価格も上げざるを得ないと思います。しかし、この先、新米はしっかりと入ってくる予定なので、供給自体は問題なく行われるとは思います。すでに九州の一部の地域では7月から早場米の出荷が始まっています」と語る。

 農林水産省にも今後の動向を尋ねると、

「価格は上昇基調にはあるとは思います。ただ、8月は端境期といって一番在庫量が少なくなる時期です。それに加えて地震による買いだめもあって、品薄感が出ている。でも、一部の地域では新米が出回り始めていますし、不作になるような情報は今のところ出ていないので、需給的には問題ないと思います」(農林水産省担当者)とのことだった。

 9月に入れば品薄状態は回復するという報道もある。どうやら“転売ヤー”から米を買う必要はなさそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください