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《『古畑任三郎』では今までにない自分を》俳優・田村正和さんの知られざる晩年「もうやりきった…」77才で他界した2人の兄を語る弟・田村亮

NEWSポストセブン / 2024年10月12日 11時12分

 京都の二尊院には田村家のお墓もありますから、京都へ行った折にはお墓参りもしています。オヤジはもともと江戸っ子で、お墓は日本橋浜町にあったのですが、仕事で東京と京都を行ったり来たりして京都が長くなり、昭和18年に、両親を京都に呼び寄せて墓も移したんです。

 だから、墓には両親や高廣兄貴だけでなく、先祖代々の小さな骨壺がたくさんおさめられています。もう僕の入る場所はないんじゃないか、というくらい(笑)。そのせいか、正和兄貴は生前、横浜に墓所を定めました。僕は海に散骨してもらうのがいいんじゃないか、と思ったりしています。海ならハワイからでも欧州からでも、海を見たときに手を合わせてもらえますから。

 春には映画『宮古島物語ふたたヴィラ かんかかりゃの願い』の撮影で、沖縄の宮古島へ行きました。去年公開された映画『宮古島物語ふたたヴィラ』の第3弾です。あちこち行って忙しい? いや、暇しています(笑)。家でジッとしていられないタチなので、撮影であちこち出かけられるのはいいですよ。

「女房がライバルですね」

 普段は毎朝4時30分に起きて、5時に散歩に出かけるのが日課です。30分ぐらい歩いた先にベンチがあるから、ベンチの背に手をかけて腕立て伏せやストレッチを20~30分して、また歩いて帰ってきます。身体がなまらないように。それは意識しています。でも、毎日じゃありません。“毎日やらなきゃいけない”と義務を課すのはイヤですから。

 身体のためにやっていることは、それぐらいです。スキーやゴルフはやりますけどね。若い頃から好きで、今もよくやります。ゴルフのスコア? それは聞いたらダメです(笑)。女房がライバルですね。最近はハーフを回ったら、もうくたびれてお風呂入ってオサラバしちゃう。何でもほどほどがいいんじゃないですか。

 運動は観るのも好きです。僕は中高時代にバスケットボールをやっていて、高校時代はインターハイに出場したほど打ち込んでいました。それぐらいだから、今もバスケをはじめ、野球、ゴルフ、陸上、相撲……何でも好き。息子(俳優の田村幸士さん、47)が子どもの頃は五輪を生で観せてやろうと、1988年のソウル五輪からバルセロナ、アトランタ、シドニー……と現地へ家族3人で飛び観戦していました。

 もう息子は独立していますから、パリ五輪は自宅で観ます。ただ、時差があるからなぁ。いつも朝が早いから夜も早く眠くなっちゃって、最近はリビングでソファに座ってテレビを見ていると、夜8時ぐらいからウトウト……。女房に「もう部屋に行って寝たら?」と促されて床につく、という感じなんです。だから、野球などのゲームの結果を知るのは翌朝で(笑)。

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