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《振り向きざまに“チッ”と舌打ち》「職員だけでなく一般人にも……」パワハラ疑惑・斎藤元彦知事の“悪癖” イベント関係者が目の前で受けた仕打ち

NEWSポストセブン / 2024年8月29日 11時15分

3月上旬にパワハラ疑惑を内部告発されていた斎藤元彦知事(46)(時事通信フォト)

 兵庫県議会の「百条委員会」によって調査が進められている、同県・斎藤元彦知事(46)のパワハラ疑惑などをめぐる問題。8月23日に行われた証人尋問では、内部告発者が公益通報窓口に相談したことを受けて、公益通報の調査結果を待たずに告発した男性職員に停職処分を下していたことがわかった。

 また7月31日から実施されていた県職員にむけたアンケートの中間報告も公表され、回答者の約4割が知事のパワハラなどを見聞きしたと回答。

 具体的なエピソードとともに、さまざまな斎藤知事の疑惑が明らかになっている。なかでも目立つのは知事の“悪癖”だ。8人の職員らがこのように意見を寄せている。

〈質問に答えられなかったら舌打ちをされた、お前じゃ話にならん上の者を呼べ、など〉

〈雨が降り出したとき、知事が濡れないように傘を差し出すのが遅いと舌打ちされたと聞いた〉

〈2023年8月2日香川県連携会議前のフィールドパビリオン体験時に、〇〇が遠い所におり、知事が持っていた荷物を一般職員が預かる際に、荷物をお預かりしますと言ったところ、無視され、もう一度伝えると舌打ちをされ、周りの職員が〇〇を呼んで秘書に預けていた〉

〈昨年7月24日の定例会見の項目レクの際、はばタンPAY+の資料を添付したが、それを見た知事から舌打ちの音と大きなため息があった(略)〉

県民の“舌打ち”実体験談「一般人にもする」「振り向きざまに大きな舌打ち」

 気に入らないと“舌打ち”をする──これらのエピソードはいずれも知事から職員に対するものである。しかし兵庫県内に住むあるイベント関係者は「ニュースなどで思い出したのですが、私も舌打ちされたことあります」と語る。

「去年の11月に、県内のイベント会場でたまたま知事にお会いしたんです。私は例年、知事や市長がお見えになるような大きな行事に関わっておりまして、『来年は斎藤知事もぜひよろしくお願いします』とご挨拶をしました。

 丁寧に名刺もお渡しして、イベントの趣旨などもお伝えさせていただいたのですが、その際に知事は『ああ』とか『んー』とか言葉も発さず、いかにも興味はないといった横柄な態度をとったんです」

 さらにこう続けた。

「私もその態度に少しムッとしてしまいまして、『井戸さん(前知事)は毎年来られてましたよ』と言ったんです。そうしたら、知事はその場を去ろうとした振り向きざまに大きく“チッ”と舌打ちしました。一瞬のことだったので頭が追いつかず、本当にびっくりしましたよ。知事は特に謝る様子もなく、そのまま取り巻きの職員4〜5人とともに帰っていきました。

 ですから職員さんだけでなく、私のような一般人にもパワハラまがいのことをするような人だと感じています。知事が斎藤氏になってから、周りの評判もめちゃくちゃ悪いですし、本当に兵庫県の恥ですよ」

 8月27日の記者会見では「私も完璧な人間ではない」「ミスなどもするし、職員とのコミュニケーション不足などもあったと思う」と反省の弁を述べた斎藤知事。複数から指摘されている“舌打ち”についてはどう弁明するのだろうか──。

 

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