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三笠宮彬子さまが名誉総裁に就任内定「ツタンカーメン展」で怪しげな人脈がカネ集め “事務局長補佐”は執行猶予中の身

NEWSポストセブン / 2024年9月3日 11時45分

 すでにA氏らは開催に向けた“手付金”としてエジプト政府に、億単位のお金を支払っているという。

「過去2回の開催実績から、『ツタンカーメン展』は入場料や展示品の図録の販売収入だけでも100億円が見込まれるビッグビジネス。

 さらに、エジプト政府から許諾を得て、展示品のレプリカを別の国や地域で展示する“リクリエイト展”を開催すれば、収益はもっと大きくなる。それだけに、このビジネスにかかわりたい人は大勢いるのです。

 今回の展覧会では黄金のマスクは来日しませんが、ツタンカーメンが使用した黄金のチャリオット(戦車)が世界で初めてお披露目される予定です」(前出・別の企画団体関係者)

 遺品発掘にかかわった人物が次々と非業の死を遂げたツタンカーメンの呪いはいまも続いていたのか──本来は成功間違いなしとされたビジネスに、コロナ禍の影が差した。

「Aさんたちは当初、2020年の東京オリンピックにあわせて3度目の『ツタンカーメン展』を開催するべく、2018年頃に会社経営者のBさんをプロジェクトの組織委員会事務局長に据え、動き出していました。Bさんの人脈でTBSから5億円の出資も決まり、会場費や宣伝にもめどがついたと喜んでいたのですが、コロナで話が立ち消えになってしまったのです」(A氏の知人)

事務局長補佐は「執行猶予中」

 大型のイベント事業では、会場を借りるうえで大手マスコミの信用は大きく、過去2回の「ツタンカーメン展」も朝日新聞やフジテレビが主催となっていた。

 TBSの翻意に途方に暮れたB氏らは金策に奔走。その過程で、B氏が出会ったのがC氏だった。

「Cさんは、1年ほど前から《組織委員会事務局長補佐》の名刺を持ち、プロジェクトの口座や印鑑を管理するようになりました。独自の人脈で出資者を募る一方で、組織委員会は議事録もなく、どんな計画で展覧会を開催するのかも不透明。

 出資金の金銭管理もBさんやCさんが自由に差配しているようで、すでに一部が使途不明金になっているのではないかという話もあります。BさんやCさんは、彬子さまが名誉総裁に就任してくれることで、大企業からの協賛金も集めやすいと考えているようで、協賛を募る企画書にはすでに彬子さまのお名前が記されています」(前出・企画団体関係者)

 今年2月にはエジプト政府の要人を招き、ホテルで大々的に記者発表も行っている。

「来日したのは、エジプトの次期首相とも噂される大物で、展覧会の企画に感謝し、日本との経済協力にも言及していました。組織委員会としては、彬子さまだけでなく、今度の自民党総裁選への出馬が取り沙汰されている大物政治家を顧問に迎える準備もあるそうです」(前出・別の企画団体関係者)

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