【バラエティ女性アナ列伝】八木亜希子、高島彩、弘中綾香…バラエティの人気番組に抜擢される“資質”とは
NEWSポストセブン / 2024年9月5日 7時15分
どの時代にも、番組を「笑い」で彩る人気女性アナがいる。何十年もの間、お茶の間を支えてきた「バラエティアナ」のルーツを探る。
「先駆けとなったのは1977年から放送された『アメリカ横断ウルトラクイズ』で活躍した石川牧子アナ(日本テレビ/1970年入社)でしょう。その後、バブル期周辺では南美希子アナ(テレビ朝日/1977年入社)が深夜番組『トゥナイト』で、益田由美アナ(フジテレビ/1977年入社)は『なるほど! ザ・ワールド』の体当たりロケで人気者になるなど、女性アナが次々に起用され始めました」
テレビ朝日でプロデューサーを務めた鎮目博道氏はこう語る。人気番組に抜擢されるのはほんの一握りだ。「バラエティには求められる資質がある」と女性アナ評論家の丸山大次郎氏。
「共演者のトークやネタを妨げずに番組を進行する『仕切り力』。振りに切り返す『瞬発力』、そして周囲に愛される『イジられ力』も必要でハードルが高い。報道系アナと比べて軽く見られることもありますが、決してそんなことはない」
これらの条件を持つのが「バラエティアナ」という稀有な存在だ。木佐彩子アナ(フジテレビ/1994年入社)は『笑っていいとも!』の特番で、ウミガメのモノマネを披露してタモリを大爆笑させると、以降、バラエティを主戦場にした。弘中綾香アナ(テレビ朝日/2013年入社)は鋭い切り返しが持ち味の“毒舌アナ”として数々のバラエティ番組を受け持つ。
“場の空気を読む能力”に長けている
昭和、平成、令和――時代が変わろうと、どのバラエティアナにも変わらぬ共通点があるという。
「彼女らは出演者と製作者の橋渡し役になり、瞬時の判断で立ち回ることができる。そういった“場の空気を読む能力”に長けています。自分ではなく、タレントを引き立たせることで、結果的にそのアナの魅力が際立つのです」(鎮目氏)
歴代バラエティアナのなかでも安定した仕切りに定評のある「アヤパン」こと高島彩アナ(フジテレビ/2001年入社)は、共演する誰もが認める実力者。
「大御所相手でも会話のテンポや呼吸を見つつ、的確な進行ができた逸材。人気バラエティアナの多くは“大物との名コンビ”が組めたからこそ、才能を開花させていった」(丸山氏)
遡れば八木亜希子アナ(フジテレビ/1988年入社)は『明石家サンタ』で明石家さんまに、永井美奈子アナ(日本テレビ/1988年入社)は『お笑いウルトラクイズ』でビートたけしに鍛えられてきた。
「若手でいうなら、ビートたけしや所ジョージを唸らせる岩田絵里奈アナ(日本テレビ/2018年入社)のような、王道の愛されキャラも健在です。局によって何を求められるか異なりますが、バラエティアナが人気になる必須条件は変わっていない」(丸山氏)
次なるバラエティスターは誰だ。
取材/河合桃子
※週刊ポスト2024年9月13日号
外部リンク
- 元日テレ・関谷亜矢子さん&河合彩さんが振り返る新人アナウンサー時代 「“いつか見返す”と落書きを書いて成長を誓った」「カメラマンに『下手くそ!』と言われ…」
- 元フジテレビ・山村美智さんが振り返る新人アナウンサー社員時代 「雨」と「飴」の発音で苦労、同期には黒岩祐治・神奈川県知事も
- 【秘蔵2ショット】元日本テレビ・関谷亜矢子アナ「恩人は徳光和夫さん」35年の師弟関係
- フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
- 《赤ら顔・ノースリーブは削除》NHK中川安奈アナ「こっそり消したインスタ写真」に共通する「不適切」の線引き【局に見解を直撃】
この記事に関連するニュース
-
女性アナから「救われた」と信頼される中山秀征が分析 “戦友”の中村仁美、神田愛花、宮崎宣子が支持される理由
NEWSポストセブン / 2024年9月4日 7時15分
-
中村仁美、神田愛花、宮崎宣子 フリーになった人気女性アナ3人が語り合う“バラエティ番組への愛”
NEWSポストセブン / 2024年9月3日 7時15分
-
フジ・渡邊渚アナが退社を発表。関係者は「SNSへの誹謗中傷コメントに彼女自身が今どんな思いか心配」も「フリーとしての需要は高い」とも。今後の進路は…
集英社オンライン / 2024年8月23日 19時10分
-
《“代行謝罪”への批判にも耳を傾け、受け止める》関係者に深い愛を注ぐ座長・中山秀征の「いばらない生き方」
NEWSポストセブン / 2024年8月22日 19時15分
-
「なんか主婦みたい」元フジのアイドルアナのビジュアルが“激変”と騒がれたワケ
週刊女性PRIME / 2024年8月7日 7時0分
ランキング
-
1《ズバリ言うわよ!》「細木数子」の激動人生ドラマをネットフリックスが極秘制作中、主演に抜擢されたのは“魔性の女優”
NEWSポストセブン / 2024年9月4日 18時10分
-
2遠野なぎこ「何また子供作ってるの?」 おめでた再婚報告の東出昌大に怒り止まらず「ほんの少し前まで…」
スポニチアネックス / 2024年9月4日 22時26分
-
3【バラエティ女性アナ列伝】八木亜希子、高島彩、弘中綾香…バラエティの人気番組に抜擢される“資質”とは
NEWSポストセブン / 2024年9月5日 7時15分
-
4「もう少しふっくらしたほうが…」Perfumeあ〜ちゃんの最新ショットにまた心配相次ぐ
週刊女性PRIME / 2024年9月5日 7時0分
-
5神田沙也加さんの元恋人・前山剛久の芸能活動再開宣言 “とやかく言う人ではない”松田聖子も我慢の限界か 元夫・村田充は意味深投稿
NEWSポストセブン / 2024年9月5日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください