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女優・佐々木心音が結婚後初インタビューで宣言「肌を封印する気はありません」

NEWSポストセブン / 2024年9月3日 11時45分

「10代から20代にかけての私の人生は結構波瀾万丈、だったのかな? とは思います。進学校に入ったのに大学には進まず俳優養成所に通いながらバイト三昧。初舞台で『色気がない』と言われて色気を育てるためにグラビアアイドルになり、でもそのおかげで石井隆監督の『フィギュアなあなた』に出演できて、ヌードでも嬉しかったなぁ。家がなくてネットカフェで寝泊まりしていた時期もありました。奇しくもドラマ『闇金ウシジマくん Season3』に出演させていただき、ネットカフェで暮らす家出少女が母娘で売春をする役を演じさせていただき、まるでこの役のためにした経験のようで不思議でした。その後も思い悩んだタイミングで、瀬々敬久監督の映画『最低。』での主演をいただいたり、なんだかんだ私は作品に助けられて生きている気がします。そうして無我夢中で仕事に専念してきましたが、30代が近づくにつれ女優としても女としても理想と現実の間に悩むようになりました。そして心と体がついていかなくなり精神的にもどん底まで行ってしまいました。そこにコロナ禍がやってきたんです」

 コロナ禍での彼女はステイホームをしながら自分と向き合い直した。

「女優をやり続けたければもっとやんなきゃダメだって。ボイストレーニングに行き、一人芝居をひたすら動画を撮り、その動画を師と仰ぐ人に見てもらって意見をいただいたり。少なくとも半年間はプライベートなしで演技の勉強だけに集中し、体や考え方の改善に努めました」

 女優を極めようとするも眠れずにひとり泣いた夜もあった。そうして暗い洞窟から地上に戻ってきたような感覚のなか、出会えた作品が、昨年公開の映画『クオリア』であり『道で拾った女』だった。後作ではクズなトラック乗りの男に拾われるホームレス女性を演じ、やがて惹かれ合い体を重ね合う役どころを演じた。

「肌を重ね合わさずサラッと別れてもよかった関係なのに、敢えて肌を重ねたのは、ちゃんと竜平(トラック乗りの男)の存在を記憶に刻んでおきたかったからだと理解した上で挑めました。自分が新たな一歩を踏み出すきっかけとして、体に刻むように肌を重ねる。今まで演じたものとはまた違った愛を感じられるシーンでした」

 役柄に心と体で本気でぶつかってきた彼女ならでは意気込みが伝わってきた。ストイックに女優を追求するが故に、彼女は自分を見つめ直したときにあることに気づいた。

「これまで、ひとりは好きだけど孤独は耐えられないくらい苦手でした。思えば私はこの世界のどこかに居場所を求めていたのかもしれません。彼との結婚で、本当に心の底から安心できる感覚が得られました。結婚を発表してから久々にライブ活動したのですが、パフォーマンスが上がっていることを実感しました。自分の中で揺るがない自信を得たというか、本当に伸び伸びと歌えて自由になれたんです。心の余裕って大事なんだなって思いました。そんな私に揺るがない愛と安らぎをくれた夫は最高の相方です」

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