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《恋は落雷みたいなもの》できちゃった再婚した”恋多き男”東出昌大、恋愛対象としての魅力と「瀬戸内寂聴さんと同じだった?」恋愛観

NEWSポストセブン / 2024年9月3日 18時15分

《先生は不倫の何が悪いのかと言う。恋はカミナリと同じ。自分に落ちてしまったら仕方ないじゃない、と。ただ、不倫相手に妻との別れを迫ったりするのはダメだと言う。相手に家族がいることを知ったうえで付き合うのだから、それは図々しいとのこと》

好きになったものはしょうがないのだから、相手をあきらめることはしない。悪いことをしているのだから、世間からは後ろ指を指されるだろうけれど、それは甘んじて受ける。けれど、相手の家族を壊すような直接的な迷惑はかけない。なぜなら、家庭というのは、特に子どもにとって特別な場所だから。これが、寂聴さんが自分に課していた基本ルールではないかと思うのです。実際、寂聴さんは恋はしても、相手の家庭を壊すようなことはしていませんし、自分が家庭を持つこともありませんでした。

 寂聴さんはいろいろなテレビ番組で、お子さんとは和解できたものの、お子さんを置いて家を出たことを今でも後悔していると話していましたが、東出さんに、こういうくびきや悔恨はあるのでしょうか。「恋とは落雷みたいなもの」なんだからしょうがないと開き直って、女性と関係を重ねていくのなら、それは自己の正当化、もしくは「やりたい放題」にすぎず、「自分のことしか考えていなかった」というあの頃とそう変わらない、いや、もっとタチが悪いように思えてならないのです。

 男と女、そして性の深淵を見つめた寂聴さんは文化勲章を受賞した、多作の作家としても知られています。恋もしたけれど、それ以上に仕事をしており、高い評価と収入を得ていたのです。「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)に出演した寂聴さんは遺言を書かない理由を聞かれて、「だって、何も書かなかったら、全部娘に行くじゃない」と話していましたが、お金というのは物言わぬ誠意や愛と言い換えることができると思います。

東出さん1人、もしくは夫婦2人であれば、自給自足的な山籠もり生活で暮らすのもいいかもしれません。しかし、東出さんは杏さんとの間にお子さんが3人いて、さらにこれからお子さんが生まれるわけですから、これまで以上に仕事をしてお金を稼がなければなりません。単なるオンナ好きで終わるか、それとも、問題を起こすこともあったけれど、いい俳優だったし、お子さんたちにとっていい父親だったと言われるのか。全ては、東出さんのこれからの行動にかかっているのではないでしょうか。私は人はそう簡単に変われないと思っていますが、どうか予想を裏切ってほしい、こういう裏切りなら大歓迎と思わずにいられません。

◇仁科友里/フリーライター。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ』(主婦と生活社)。

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