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「2歳馬デビューのタイミング」を蛯名正義・調教師が解説 性格や癖、芝orダート、距離、仕上がり、相手、馬場…あらゆる要素を考慮して慎重に決断

NEWSポストセブン / 2024年9月14日 11時15分

 最近では、とりあえずゲート試験まで合格させて、また育成場で鍛えてもらうというパターンが増えています。トレセンで馬をじっくり見た分、課題も分かってきますし、性格や癖、どのくらいの距離がいいか、芝かダートかといった適性なども把握しやすくなります。10月以降は3場開催になることも多く、デビュー日も、その後の仕上がり具合や相手関係、さらに馬場状態などを考えて検討することもできます。

【プロフィール】
蛯名正義(えびな・まさよし)/1987年の騎手デビューから34年間でJRA重賞はGI26勝を含む129勝、通算2541勝。エルコンドルパサーとナカヤマフェスタでフランス凱旋門賞2着など海外でも活躍、2010年にはアパパネで牝馬三冠も達成した。2021年2月で騎手を引退、2022年3月に52歳の新人調教師として再スタートした。この連載をベースにした小学館新書『調教師になったトップ・ジョッキー~2500勝騎手がたどりついた「競馬の真実」』が発売中。

※週刊ポスト2024年9月20・27日号

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