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『めざましテレビ』名物コーナー「きょうのわんこ」出演犬が“撮影後に謎の急死”のSNS投稿が拡散 疑問の声や誹謗中傷が飛び交う事態に

NEWSポストセブン / 2024年9月16日 7時15分

目覚ましテレビの人気コーナー「きょうのわんこ」(HPより)

《ずっとずっとまだまだ辛く投稿が出来なかったんですが、我が可愛い娘ほたて1歳が亡くなりました》

 悲痛な書き出しで愛犬の死を伝えた投稿が、9月に入ってからSNS上で物議を醸している。飼い主が綴ったとみられる文はこう続く。

《その日は、フジテレビ目覚ましテレビの今日のワン子の撮影でした》(原文ママ)

 愛くるしい飼い犬を約1分間取り上げる「きょうのわんこ」は、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の人気コーナーだ。番組が始まった1994年から30年間続き、今年7月に放送7000回を迎えた長寿コーナーである。先の投稿によれば、亡くなったミニチュアダックスフンドのほたてちゃんは、8月19日、同コーナーの撮影を行ったという。

「投稿によると、撮影は飼い主の自宅の庭で行われたようです。当日は猛暑日でのどが渇いたのか、ほたてちゃんはホースから出る水をガブガブ飲んでいたそう。そのしぐさがかわいく、スタッフは飼い主が“水はもう飲めない”と口を挟んでも“もう一度だけいいですか?”と繰り返し撮影した。すると撮影終了後にほたてちゃんが倒れ、急いで病院に運んだものの、日付の変わった深夜2時に亡くなったそうです」(テレビ局関係者)

 投稿者は文章だけでなく、祭壇の上に横たわるほたてちゃんの遺体と思しき写真もアップ。さらにフジテレビからの謝罪がないことに《許せない》と怒りをにじませ、《私自身も(愛犬を)守れなかった罪悪感で苦しんでます》と結んだ。

 投稿者は死因を明かしていないが、SNS上では「水中毒では?」との臆測が広まった。水中毒は、排出しきれない量の水を摂取することで血液中のナトリウム濃度が低くなり、低ナトリウム血症を発症。呼吸困難や昏睡を招き、命を落とす場合もあるとされている。

「ほかには、炎天下で長時間撮影していたのであれば、熱中症による体調の急変も考えられます。また、意思に反して水を飲ませたのであれば、誤嚥により水が肺に入り、溺れたことが死につながった可能性もあるでしょう」(都内の獣医)

 投稿後、ネットでは朝の人気番組とかわいらしいペットの急死が関連づけられて拡散され炎上。と同時に、こんな疑問の声も上がった。

「死因に触れられていないので、撮影との因果関係がわからない。でも、『めざましテレビ』が原因だと言わんばかりに情報が流布したことに、違和感を覚える人もいたようです。“本当に撮影のせいで亡くなったのか?”と。さらに“自分から好んで出演したくせに”と、飼い主への誹謗中傷まで飛び交う事態に。その後、飼い主の投稿は削除されましたが、一度炎上した“怪死騒動”は簡単には消火できなかった」(前出・テレビ局関係者)

 フジテレビに投稿された内容が事実か、ほたてちゃんが撮影後に亡くなったことを把握しているかを聞くと、こう回答した。

「大元の投稿はすでに削除されていると理解しています。投稿主が削除した投稿について、こちらからコメントすることはありません」(企業広報部)

 現状は“愛くるしい犬の怪死騒動”が、謎めいて広まってしまったままだ。

※女性セブン2024年9月26日・10月3日号

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