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天海祐希、吉永小百合の主演映画に友情参加 20年前の共演で意気投合、石田ゆり子と3人で「リリーズ」を名乗る絆の深さ

NEWSポストセブン / 2024年9月20日 7時15分

吉永小百合の主演映画に友情出演する天海祐希

 幸せも不幸も呼ぶ奇妙な駄菓子を売る店が舞台の、子供に大人気の児童小説シリーズ『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の実写映画が、今冬公開される。ミステリアスな雰囲気をまとう店主・紅子を演じるのは天海祐希(57才)。毎回約3時間かけ、特殊メイクを施して撮影に臨んだという。

 最近の天海は超多忙な日々を送っている。今年4月クールのドラマ『Believe —君にかける橋—』(テレビ朝日系)では木村拓哉(51才)の妻役を演じ、この秋には公開延期となっていた劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の再撮影が開始。さらに12月には、ロシアの劇作家・チェーホフの戯曲『桜の園』の舞台に出演──文字通りドラマに映画に舞台に引っ張りだこの天海は、ハードなスケジュールの合間を縫って“盟友”の元に駆けつけていた。

 8月21日、吉永小百合(79才)の124本目の出演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の製作が発表された。世界最高峰のエベレストに、女性として世界で初めて登頂した田部井淳子さん(2016年没、享年77)がモデルの物語で、偉業から50周年となる来年秋に公開される大作だ。吉永は2012年にラジオで田部井さんと対面しており、映画のタイトル案を吉永自身が出したほど、今作にかける思いは強い。

「吉永さんにとって重要な今作に、天海さんが出演するんです。天海さんは全編に出番があるわけではなく、スポットで出る“友情出演”のような形。多忙な中でなんとかスケジュールを調整したようで、それもこれも、天海さんと吉永さんの間に固い絆があるからです」(映画関係者)

 2人の交流が始まったのはいまから20年以上前のこと。2001年公開の映画『千年の恋 ひかる源氏物語』で、吉永は紫式部、天海は光源氏を演じた。

「光源氏は劇中劇として登場したため、天海さんと吉永さんの共演シーンはありませんでした。ただ、その後に食事に行くようになり、コンサートに一緒に行ったり、天海さんの舞台に吉永さんが足を運んだりと、プライベートの交流を続けていました」(芸能関係者)

 2019年に、珍しくトーク番組『スナックあけぼの橋』(フジテレビ系)に出演した吉永は、MCを務めた天海と石田ゆり子(54才)と自身の3人を「リリーズ」と呼んだ。3人とも名前に「ゆり(英語でリリー)」が入っていることに由来しており(天海の本名は中野祐里)、絆の深さをうかがわせた。

 その間、温め続けていたのが「もう一度共演したい」という思いだった。それが成就したのが2019年の映画『最高の人生の見つけ方』だ。

「ともに余命宣告を受けた2人の女性を描くロードムービーで、“相棒役に天海さんを”と、吉永さんが猛プッシュしたことで共演が実現しました。ただ、2人の間では“もう3作くらい共演したいね”という話で盛り上がっていたそうです。今回の映画でも、天海さんは“吉永さんと共演できるなら”という思いが強く、多忙でも出演が実現したのです」(別の映画関係者)

 この2人の共演作なら、3作と言わず何度でも見たいものだ。

※女性セブン2024年9月26日・10月3日号

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