1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

中国在住日本人を怯えさせる“憎悪の声” SNS上には「日本人学校はスパイ養成機関だから監視しよう」「大きな刀で日本人の首を…」の過激投稿

NEWSポストセブン / 2024年9月30日 16時15分

「職場には中国人スタッフが多くいますが、事件が話題になることはなく、重大にとらえている様子もない。在住日本人との認識の差を感じます」

「日本人学校を監視しよう」

 日本人学校の児童が狙われた背景には、中国社会で増幅される「日本人憎悪」があると見られている。

「習近平政権の愛国教育の強化により反日感情が高まっている。中国のSNSには『日本人学校はスパイの養成機関だからみんなで監視しよう』との書き込みが相次いでいました」(峯村氏)

 そうした憎悪が現実世界にまで溢れ出している。今年6月、江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバスが襲われ、日本人親子がけがを負った事件では、犯人を止めようとした中国人女性も刃物で刺され、亡くなるという悲劇も起きた。

「中国のSNSでは犯人が英雄視され、犠牲となった中国人女性については『日本人を助けるなんて』と売国奴扱いされている」(峯村氏)といい、今回の事件後も〈大きな刀で日本人の首を叩き切れ〉といった過激な投稿が溢れた。厳しいSNS検閲で知られるはずの中国政府はそれを取り締まる様子もなく放置している。

 この現状をこのままにしていいはずがない。

取材協力/角脇久志(香港在住ジャーナリスト)

※週刊ポスト2024年10月11日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください