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【独占インタビュー】貴乃花光司氏が語る“横綱論”「大関と比べて求められる辛抱強さが20倍も30倍も違う」、そして“今の大の里に足りないもの”は何か

NEWSポストセブン / 2024年10月1日 11時12分

 大の里の所属する二所ノ関部屋は“週休2日制”で、筋トレ2日、土俵での稽古3日といった独自の内容で知られている。

「四股やテッポー、すり足などの基礎動作を徹底しているのではないか。それなら納得できます。ぶつかり稽古は衝撃で体が壊れますからね。学生出身力士ということで“15歳で入門した力士のように叩かれて揉まれてきた強さじゃない”という部分を師匠が感じているのでしょう。上手に育てているのではないか」

 大の里はこれからプロの厳しさに直面する。大関からさらに横綱に昇進するとなれば、「受けて立つ」ことも求められる。勢いで出る相撲を取る大の里も、そういう相撲を覚えていくのだろうか。

「自然とそうなっていきます。負けられない相撲になっていく。横綱になれば、勝って当たり前。負けてはいけない地位だし、勝ち方や負け方が問われる地位だとも教わりました。負けた翌日の勝ち方も求められる。そんな自分との戦いを克服しないといけない」

(第2回につづく)

聞き手:鵜飼克郎(うかい・よしろう)/1957年、兵庫県生まれ。ジャーナリスト。スポーツ、社会問題を中心に取材活動を重ね、野球界、角界の深奥に斬り込んだスクープで話題を集めた。近著に『審判はつらいよ』(小学館新書)。

※週刊ポスト2024年10月11日号

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