【解散・総選挙へ】自民党“旧統一教会”蜜月議員をリストアップ 「ズブズブの“代理人”萩生田光一氏」「教団活動を積極支援した下村博文氏」…誤魔化し続ける議員も
NEWSポストセブン / 2024年10月3日 15時59分
9月27日に自民党総裁選が終わり、永田町の住人たちは早くも「解散・総選挙」シフトの様相だ。しかし、自民党の「顔」が石破茂・新総裁に代わったことに騙されてはいけない。「裏金問題」や「旧統一教会問題」は全容解明にはほど遠い状況で、頬被りをしたまま次の選挙に臨もうとする候補者が大勢いるのだ。前編では裏金議員をリストアップしたが、後編では旧統一教会の“蜜月議員”をチェックする。【前後編の後編。前編から読む】
説明を拒み続けた義委員たち
裏金問題の次は旧統一教会問題だ。
「自民党議員は様々なやり方で教団と接点を持ってきた。問題点や疑惑を指摘された政治家は関係を包み隠さず明らかにして説明責任を果たしたうえで、有権者の投票判断を仰ぐべきです」
ジャーナリストの鈴木エイト氏はそう語ったうえで、教団との強い結びつきがある議員たちの行動を指摘した。
その基準は、「教団の政治への関与」「教団イベントへの協力」の面で教団への貢献度が高い政治家と、選挙で教団に依存しており、教団の影響力を強く受けていると見られる政治家たちだ。
●ズブズブの“代理人”
自民党で旧統一教会の“代理人”的な行動をしていたのが萩生田光一・前政調会長だ。2022年の参院選では、自民党が東京選挙区に擁立した新人候補・生稲晃子氏を連れて教団施設を訪問。信者の激励を受けるなど、新人候補と教団の橋渡し役を担っている。
それだけではない。朝日新聞がスクープした、2013年の参院選前に当時の安倍晋三・首相と旧統一教会の会長が自民党総裁室で面談した時の集合写真にも、萩生田氏は、安倍氏の実弟・岸信夫氏とともに写っていた。
鈴木氏は本誌・週刊ポスト前号で、萩生田氏が教団と安倍・岸家を取り持つ、「つなぎ役」だった可能性を指摘したが、萩生田氏は「事実ではありません」と否定している。鈴木氏が改めて語る。
「萩生田氏はほかにも教団との数多くの接点が指摘されてきた。今回、教団の政界工作について重要な新情報が出てきたのに自民党は再調査しないし、総裁候補9人もダンマリを決め込んだ。疑惑にフタをしようとしているとしか思えない。萩生田氏にはあの会談でどんな話し合いがなされたのか説明する責任がある」
土井亨・元国土交通副大臣は旧統一教会が2021年に開催した礼拝行事にビデオメッセージを送り、韓鶴子総裁を「真のお母様」と呼んで礼賛。教団系団体が創設した議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の幹事にも就任した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【解散・総選挙へ】自民党“裏金問題”議員をリストアップ 「トカゲの尻尾切りで責任を免れた派閥会長」「知らぬ存ぜぬで逃れた安倍派幹部たち」
NEWSポストセブン / 2024年10月2日 16時13分
-
萩生田光一氏は「裏金・壺」で総選挙へ首筋寒く…「高市氏を幹事長に」の恨み節でSNS大荒れ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月2日 16時3分
-
自民党を圧勝に導いた統一教会が"総裁選工作"に動く…「岸田憎し」の信者たちが熱を上げる「首相候補」の名前
プレジデントオンライン / 2024年9月24日 8時15分
-
浜田敬子氏 総裁選候補者9氏の旧統一教会“全員スルー”に「誰がなっても改革なんかできるのかなと」
スポニチアネックス / 2024年9月22日 13時57分
-
安倍晋三元首相と旧統一教会の「面談」スクープ 鈴木エイト氏が説く“追及のカギ”「注目すべきは集合写真に萩生田光一氏と岸信夫氏が写っていたこと」
NEWSポストセブン / 2024年9月22日 7時15分
ランキング
-
1福井沖の遺体は輪島の女子中学生と確認…祖母「つらいけど、これで天国に送ってあげられる」
読売新聞 / 2024年10月3日 19時29分
-
2石破首相「支持率謙虚に受け止め」=立民・野田氏「低いスタート」―内閣支持率
時事通信 / 2024年10月3日 23時41分
-
3「大人のいじめっ子」更迭の京都府警本部長に内部から厳しい声 パワハラ常態化の証言も
産経ニュース / 2024年10月3日 19時3分
-
4日産、ホンダ、スズキがリコール 電気装置やパワステ不具合
共同通信 / 2024年10月3日 18時48分
-
5「年金がもらえなくなると思った」病死した母親の遺体をタンス内に遺棄か 58歳男逮捕
産経ニュース / 2024年10月3日 17時16分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください