「使っていくうちによくなるタイプ」「初戦向き」「良化の余地がある」…蛯名正義氏が解説 新馬戦の“厩舎コメント”はどこまでホンネを語っているのか
NEWSポストセブン / 2024年10月12日 7時15分
そういう意味でいえば、予想紙のコメント欄はファンと厩舎の橋渡しをしてくれているといえます。主催者であるJRA、生産者や馬主さん、ジョッキーや調教師、そして馬券を買うファン、そのために各馬の印象を書いて印を打つメディアも含めて、競馬というスポーツが成り立っているということです。
厩舎の意気込みの度合いについては、コメントする時の雰囲気や調教などから競馬記者が判断し予想に加味されているはずです。推理をするときの一つの材料だと思えばいいのではないでしょうか。
何より忘れないでほしいのは、管理馬をレースに出すからには、どの厩舎も勝つつもりだということです(だから時にとんでもない大穴が出るのでしょう)。
【プロフィール】
蛯名正義(えびな・まさよし)/1987年の騎手デビューから34年間でJRA重賞はGI26勝を含む129勝、通算2541勝。エルコンドルパサーとナカヤマフェスタでフランス凱旋門賞2着など海外でも活躍、2010年にはアパパネで牝馬三冠も達成した。2021年2月で騎手を引退、2022年3月に52歳の新人調教師として再スタートした。この連載をベースにした小学館新書『調教師になったトップ・ジョッキー~2500勝騎手がたどりついた「競馬の真実」』が発売中。
※週刊ポスト2024年10月18・25日号
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【YJSトライアルラウンド】JRA田口貫太騎手が地元の笠松で2連勝 JRA西日本で3位に浮上
スポーツ報知 / 2024年10月9日 19時42分
-
『100カメ』が栗東トレセンに潜入 競馬好きオードリー若林が興奮「皆さん馬券の買い方変わってきますよ」
ORICON NEWS / 2024年10月9日 17時30分
-
三冠牝馬を猛追した愛馬「勝てなかったけど褒めてあげたんだろうな…」 1通のメールに滲み出た調教助手の愛情【2012年秋華賞・アロマティコ】
THE ANSWER / 2024年10月9日 16時3分
-
競馬で「億単位」を当てることはできる? 上限の設定はされていないのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月8日 2時10分
-
調教師・蛯名正義氏が考える「新馬戦」の読み解き方 新聞の調教欄に隠されているヒント、注目は「どんな馬と併せたか」
NEWSポストセブン / 2024年10月5日 11時15分
ランキング
-
1藤田菜七子騎手は引退後も処分対象に 裁定委員会は開かれず JRAが説明
スポーツ報知 / 2024年10月11日 19時53分
-
218歳・田中こころ、鮮烈“Wリーグデビュー”11得点&勝ち越しゴール 強心臓の持ち主「先輩いじったりします」
スポーツ報知 / 2024年10月11日 23時1分
-
3大谷翔平 ダルビッシュ相手に第2打席まで三振、三飛と無安打 前回対戦は3打数無安打
スポニチアネックス / 2024年10月12日 9時21分
-
432歳元ドラ1は「なぜ戦力外?」 阪神で昨年51登板→2軍で無双の0.68「全然いけると思う」
Full-Count / 2024年10月12日 7時40分
-
5大谷翔平、思わず目に入ってしまう世界的企業への配慮「わざと見せてるよね」 PSでも“安定の姿”が話題
THE ANSWER / 2024年10月9日 5時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください