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美智子さま「大腿骨の上部骨折」で手術 待ち受ける壮絶リハビリ、骨折前より歩行機能が低下する可能性も

NEWSポストセブン / 2024年10月14日 7時15分

「高齢者、特に70才以上の女性は骨粗しょう症になっていることも多く、大腿骨の骨折を起こしやすいといえます。骨折の原因は転倒がほとんどですが、少し脚をひねっただけで骨折してしまうケースもあります」

 国内の発生数は年間20万人ほどとされており、割合としては女性が4分の3を占めるという。今回、美智子さまはけがをされてから2日後には手術に踏み切られた。その“スピード感”は、高齢の患者特有のものでもあるという。

「大腿骨近位部の骨折を起こすと疼痛で歩行が困難となり、歩かないまま寝ているとすぐに筋力が低下し、そのままでは寝たきりになります。そのため、一般的にはなるべく早期に手術を行います。そうすることで、筋力低下はもちろん、肺炎や床ずれなどの合併症の確率を下げられます。骨折部位や転位(ズレ)の程度によって手術の種類は異なりますが、通常は骨接合術か人工骨頭置換術、人工股関節置換術が行われます」(前出・三原氏)

 一説には、1日ベッドの上で安静にしているだけで、1〜3%筋力が低下するとされる。海外のデータでは、大腿骨骨折から1年後には、6割が移動や食事、排泄といった日常生活動作のどれかができなくなっていたという。それを防ぐため、美智子さまが臨まれるリハビリは壮絶だ。

「一般に、手術をした病院での入院期間は2〜4週間程度で、その後は自宅で訪問リハビリなどを続けるか、リハビリ専門病院へ転院します。リハビリ病院での入院期間は1〜3か月程度。ベッド上座位訓練、車椅子への移乗から開始し、平行棒や歩行器を使った訓練などを続けていきます。骨折により、たった数日間でも動けない日が続くと筋力が一気に低下し、回復までにはその何倍もの時間がかかるため、根気強く取り組まなければなりません。

 術後半年ぐらい経ったところである程度痛みなどの症状は落ち着きますが、骨折する前の歩行状態にまで回復することができる人は半分以下。多くの方は、骨折前よりも歩行機能が低下するなどの影響が残ります」(前出・三原氏)

小室眞子さんが帰国する可能性

 それでも美智子さまは、前向きにリハビリに取り組まれるに違いない。

「決して長くない“残された時間”を少しでも有意義に使われたいという思いではないでしょうか。ご夫妻と長年交流のあった同世代のご友人たちは、1人また1人と鬼籍に入っています。ご夫妻のキューピッドとされたテニス仲間の織田和雄さんも、一昨年に87才で亡くなるなど、“お別れ”の機会が増えています。“もう時間がない。会えるうちに会っておかないと”という焦りにも似た思いは強いでしょう」(皇室ジャーナリスト)

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