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「隣人ガチャ」にハズレたタワマン住人の嘆き 「中国人が10数人で暮らし始め…夜は大きなカラオケ音が…」転居を決めるまでの顛末

NEWSポストセブン / 2024年10月21日 16時15分

 迷惑行為に悩まされていると訴える投稿は、SNSを探すと簡単にいくつも見つかる。あまりの多さに隣人トラブルがいかに多いかを思い知らされる一方で、それら書き込みの中には、トラブル相手を誹謗中傷したり、盗撮して無断で掲載したり、個人情報を書き込んだりといった、問題のあるものが多いことにも気づかされる。

 そんな投稿を目にしたとしても、君子危うきに近寄らずと静観した方がよさそうだが、そうしたセンシティブな映像や写真、情報だからこそ、無関係のネットユーザーらは「隣人ガチャ」ネタだと無責任に盛り上がる。そして、トラブルをSNSで訴えた本人も、周囲の盛り上がりが心地よいのか、より過激な投稿を繰り返すようになり、モザイクこそかけられてはいるが、トラブル相手の子供の顔写真まで投稿するなど、危険な状態に突き進んでしまいがちだ。

 さらにこの「盛り上がり」にマスコミも加わり、大変なトラブルが発生していると話すのは、民放キー局の社会部記者(30代)だ。

「とある民放キー局が、隣人から嫌がらせをされていると訴える家族を取材して、いわゆる”隣人ガチャネタ”を放送したのです。ただ、放送の段階から、嫌がらせをしてきているとされる隣の家を隠し撮りしているような映像が流れたり、構成が被害者にかなり肩入れしたようにも見えて、同僚らと大丈夫か?と話題になりました。その後、通常のニュースなら放送後にこのパートがネットに転載されるのですが翌日には全て消されていましたし、やはり何かあったのかなと思ったんです」(キー局記者)

 この時ネットでは、被害を自称する人の言い分の不自然さへの指摘も相次ぎ、放送内容からすでに「現場」は特定されてしまってもいた。

「報道が不自然だとネットユーザーたちが大騒ぎし、さらに問題のトラブルを某地方議員が事前にSNSでリークしていたこともあり、根も葉もないような噂まで立ち、もはや収拾不可能な状態でした。こうした行き過ぎた隣人トラブルを報じるにしても、どこの誰かわからないようにするのは報道の大前提なのですが、かなり甘いと言わざるを得ません。なにしろ、当事者たちはそこの家を買って住んでいるのですから、取り返しがつかない。場合によっては重大な人権侵害も起こりうる」(キー局記者)

 今も「隣人ガチャ」というキーワードを浸けられた投稿は多い。大多数は「隣がうるさい」くらいのささやかなものにも見えるが、ここで紹介したような大きなトラブルに発展する可能性も考えられる。SNS隆盛の現代ならでは、というトラブルだが、具体的な実害、たとえばケガ人が出るような事態にエスカレートしないよう祈るばかりだ。

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