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【シャトレーゼケーキ無断転売に続き…】京都人気観光地で外国資本による土地購入の過熱でトラブル増加、条例違反をしたまま放置されるケースも

NEWSポストセブン / 2024年10月20日 11時13分

 しかし、2年前の2022年9月12日から貼られている「京都市風致地区条例による命令の公示」と題された紙は、そのままの状態だった。公示には違反内容として《建築物(道路側店舗)が、京都市風致地区条例第2条第1項の規定に基づく許可を受けることなく、増築されたこと》とあり、同年10月30日までに無許可で増築した箇所を除去するよう、命令内容が書かれていた。近隣商店の店主は、トラブルの現場を目撃したと口にする。

「この店の中国の方は本当めちゃくちゃですよ。建物を購入してすぐに道路までめいっぱい増築している。役所の人間が何回も注意しに来とりますけど、全く応じる様子はなさそうでね。去年の秋か今年の春くらいに怒鳴り声が聞こえて。見てみたらオーナーらしき人が役所の人間に中国語で怒鳴りつけてましたわ」

 無許可に増築をすることは「京都市風致地区条例」に違反する。行政の注意が入りながらも営業を続け、トラブルになっていたようだ。さらに前出・店主が続ける。

「以前バイトしていた中国人留学生の子がいて、1人で店を切り盛りしていたので『大変やろう、ゆっくりやりや、他に人はおらんのか?』と聞いたら『冷凍の食品をレンジで温めるだけだから大丈夫。でも、店内外にカメラがいっぱいついていて、オーナーがちゃんと仕事しているか確認しているんです。厳しいからみんな続かない』と話してはりましたわ。だからあの店は閉店したんじゃくて今日は人がおらんのじゃないですかね……」

 行政はどのような対応をとっているのか──。

 後編記事では、今後の対応に関して京都市の都市計画局都市景観部風致保全課に問い合わせ、外国人が土地や建物を購入することで起きるトラブルに詳しい京都市議にも話を聞いた──。

(後編につづく)

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