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美智子さまの大腿骨骨折で紀子さまが介護の準備に奔走 今こそ問われる“雅子さまとの間にある見えない距離” 

NEWSポストセブン / 2024年10月24日 7時15分

ご心労が絶えない紀子さま(2023年、ベトナム・ハノイ。写真/時事通信フォト)

 美智子さまを自身の羅針盤とされてきた紀子さまに、「令和流」の皇后のあり方を確立されつつある雅子さま。美智子さまの不測の事態が、このおふたりの関係性に変化をもたらすかもしれない──。 

 皇室に嫁がれてから34年、紀子さまの胸中には、いつも美智子さまがいらっしゃった。秋篠宮ご夫妻は10月初旬、京都で行われた文化庁芸術祭のオープニング公演に出席された。紀子さまがお召しになったのは、紅葉柄のワンピースだった。 

「首元が四角くカットされたスクエアネックの控えめな襟が印象的でした。このデザインは、美智子さまが『天皇陛下御在位三十年記念式典』で着用され、お似合いだと話題を呼んだ淡いピンクのスーツと似ています。紀子さまが、美智子さまへのリスペクトを込めて、『同じカッティングで』とオーダーされたのでしょう」(皇室記者) 

 その直後に美智子さまが骨折される不慮の出来事が襲い、令和皇室に激震が走った。 

「皇族方は一様に美智子さまのお体を案じていらっしゃいますが、紀子さまの憔悴ぶりは周囲が心配になるほどだといいます。さまざまなご苦労を抱えられた紀子さまは、美智子さまを“心の師”とされてきたので、よほど焦っていらっしゃるのではないでしょうか」(前出・皇室記者) 

 美智子さまの骨折を受け、紀子さまは大夫を通じて、速やかにお見舞いの気持ちをお伝えになったという。 

「どう美智子さまをお支えすればよいか思い悩まれる紀子さまは、『同じ御用地内で暮らす私が美智子さまの介護を』と思い詰め、その準備に奔走されているといいます」(前出・皇室記者) 

 紀子さまはこれまでになく不安定な状況に置かれていた。1つ目は長女、眞子さんとの関係だ。 

「結婚を巡って紀子さまと眞子さんの間に溝ができ、眞子さんが’21年にニューヨークに渡って以来、母娘は一度も会っていないといいます。そればかりか、連絡さえままならない状態だという声も聞こえてきます。紀子さまには、眞子さんと対面したいという思いと同時に、美智子さまに初孫の眞子さんと再会させたいという願いもあるのですが……」(前出・皇室記者) 

 2つ目は、悠仁さまの大学進学である。 

「世間の反応を見ながら、悠仁さまの進学先を熟考してこられ、受験は目前です。ここしばらくは進学の環境整備で頭が一杯だったはずです」(前出・皇室記者) 

 そんな渦中での美智子さまの突然の不調に、紀子さまはますます追い詰められたようだ。1990年に秋篠宮さまと結婚された紀子さまは、一貫して美智子さまをお手本としてこられた。 

「紀子さまが、皇族の活動を取り上げたテレビ番組のビデオを繰り返しご覧になり、美智子さまの所作、なさりようを学ばれたというのは有名な話です。紀子さまは皇室に入られてから毎週のように皇居を訪ねられ、美智子さまから料理や裁縫の手ほどきを受けたり、“皇室の子育て”について教えを請うたりと、密な交流を重ねられました」(宮内庁関係者) 

 皇室になじもうとひたむきに努力された紀子さま。美智子さまもその思いに応えられてきた。 

「美智子さまは皇后でいらっしゃった頃、テレビなどで紀子さまの様子をご覧になり、気がついたことがあればアドバイスをされていました。上皇ご夫妻のご静養先に秋篠宮家が合流することも珍しくありませんでした」(前出・宮内庁関係者) 

 眞子さんの一連の結婚騒動に際しては、2018年、過熱する報道に宮内庁がホームページ上で苦言を呈する事態に。美智子さまが「ご家族のどなたかが苦しい状況におありの時は必ず、それは家族全体の苦しみだから」と眞子さんや紀子さまを励まされたことが綴られた。 

「結婚前日に上皇ご夫妻のお住まいを訪れ、結婚の報告をした眞子さんを、別れ際、美智子さまは別れを惜しむかのように無言で抱きしめられた。美智子さまの優しさに当時の紀子さまは救われたことでしょう」(前出・皇室記者) 

 30年以上にわたり、深い紐帯を結ばれてきたおふたりだが、この関係も永遠ではない。 

「美智子さまは今後、上皇さまを支えながら、ご自身のリハビリに励まれることとなります。大腿骨骨折のリハビリは非常に過酷ですから、美智子さまに、紀子さまを気遣う余裕はなくなってしまうかもしれません」(前出・皇室記者) 

お召し物の色が重なった 

 もう平成の世ではない。紀子さまが結婚以来、美智子さまをお手本にされてきたとしても、令和皇室のリーダーは天皇皇后両陛下であり、本来ならば雅子さまを頼りにされるべきでもある。 

 しかし雅子さまと紀子さまの間には見えない距離があるという。2012年の誕生日会見で秋篠宮さまは「皇太子同妃両殿下のところとの交流については、残念ながらそれほど多くはありません」と述べられた。それほど両家の関係性は希薄であり、それは御代がわりの後に大きく変化したわけではないようだ。 

「令和になってから、雅子さまと紀子さまのお召し物の色が重なることが相次ぎました。紀子さまの側近が雅子さまの側近に事前に尋ねておけば避けられる事態ですが、紀子さまからの指示がないために色被りが生じたのでしょう。両家は円滑にコミュニケーションが取れていないのかもしれません」(別の皇室記者) 

 現在の皇位継承順位1位は秋篠宮さまで、2位は悠仁さまだ。このままいけば、皇位は秋篠宮家へと継承されることとなる。 

「悠仁さまに求められているのは、天皇としての振る舞いや考え方を学ぶ『帝王教育』です。これまで紀子さまは、何でも美智子さまに相談されてきました。帝王教育についても、悠仁さまが上皇ご夫妻との御用地内の散歩を日課にされるなど、上皇ご夫妻から学ばれることが多かった。 

 しかし、悠仁さまに本当に求められているのは、陛下との交流です。そのためには、秋篠宮家のみならず、天皇ご一家も一緒になって悠仁さまが帝王教育を受けられる環境を整える必要があります。今回の骨折を機に、紀子さまは、いつまでも美智子さまに頼りっきりではいられない、悠仁さまのためにも雅子さまとの距離を縮める必要がある、と気づかれようとしているのです」(前出・皇室記者) 

 陛下と雅子さまは「令和流」の皇室のあり方を築かれつつある。 

「10月上旬に佐賀、翌週には岐阜と、両陛下は立て続けに地方を訪問されました。その歓待ぶりは、平成の頃に勝るとも劣らないものでした。今後、紀子さまが雅子さまと適切なコミュニケーションを図れば、令和皇室の安定感、そして次代の皇室への期待はより高まるのではないでしょうか」(前出・別の皇室記者) 

 いまが正念場だろう。 

※女性セブン2024年11月7日号 

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