【自公過半数割れの衝撃】高市支持派が仕掛ける石破首相退陣要求のタイミング 11月臨時国会での野党不信任案提出に呼応の可能性も
NEWSポストセブン / 2024年10月28日 7時11分
高市氏はそれを見越して準備してきた。9月の総裁選の決選投票で逆転負けした後、麻生氏から『(次の総理となる)用意しとけ。議員は仲間作りが大事』とアドバイスされ、選挙の応援に全国を駆け回ってチャンスを待っていたわけです」
しかも、反主流派にはいつでも石破首相を退陣に追い込める切り札がある。
政治ジャーナリストの宮崎信行氏が語る。
「衆院が与野党伯仲状態になったことで、高市氏や麻生氏ら反主流派が石破政権の命運を握った。たとえ総理の座にしがみつこうとしても、野党が内閣不信任案を出した際に、石破氏に恨みを持つ旧安倍派など反主流派が賛成、あるいは欠席すれば不信任案が成立する。そうなれば内閣総辞職か、もう一度、解散総選挙を打つかを迫られる。事実上、解散は無理でしょう。そういう状況に置かれて党内から退陣要求を突きつけられれば、抵抗するのは難しい」
では高市支持派はいつ、倒閣を仕掛けるのだろうか。
「最短なら特別国会の首班指名選挙もあるが、11月中にも召集される臨時国会がヤマでしょう。野党が内閣不信任案を提出するのは確実です。その時に、自民党の反主流派が不信任案賛成をちらつかせて退陣を要求すれば、石破首相に逃げ道はない」(同前)
党内に強力な反主流派を抱えた石破首相が総選挙で議席を大きく減らした。その段階で“死に体”になるのは、時間の問題なのだ。
そして、自民党内の混乱がより深まるのは、石破首相退陣後だ──。
(第2回に続く)
※週刊ポスト2024年11月8・15日号
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