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《萩生田光一氏・下村博文氏の明暗》「萩生田ジャイアンに守られている」で笑いをさらった片山さつき、下村応援で大マジメな高市早苗、裏金猛批判の青山繁晴…「応援演説」に大違い

NEWSポストセブン / 2024年10月30日 11時15分

当落を分けたものは何だったのか(時事通信フォト)

 今回の総選挙では、自民党派閥の裏金候補46人のうち、萩生田光一・元政調会長など18人が当選し、下村博文・元文部科学相ら28人が落選した。当落を分けたものは何だったのか。

 自民党非公認となったとはいえ、萩生田氏と下村氏には大物政治家らが次々に応援に入った。本誌・週刊ポストの2人への密着取材では、その応援演説に対する聴衆の反響は対照的だった。まず、萩生田氏の応援に駆けつけたのは片山さつき・元女性活躍相だ。

「八王子のみなさん、おはようございま~す。ぼくドラえもんだよ~」

 屋外駐車場にパイプ椅子を並べただけの演説会場で、意外な声真似を披露した片山氏。

「大山のぶよに声が似ていると言われる片山さつきですが、今日は八王子のジャイアン、萩生田光一さんの応援にやってまいりました。よろしくお願いいたします~」と聴衆を笑わせ、つかみは成功。

「私は2005年(当選)の小泉チルドレンなんですけど、一期上の先輩が萩生田さんで、『萩生田先輩、政界に入ったきっかけってなんですか』と聞いたら、『実家を水洗トイレにしようと思って』とおっしゃったんです。そして今どうなっているかというと、多摩浄化センターは八王子にあるんです。すごいですよ。実力、実績。持ってきちゃった。

 山口にもよく行くんですが、(安倍)昭恵さんのお宅で、思い出の写真が飾ってあるんですが、萩生田さんと映っている(安倍晋三元首相の)写真は、本当に、リラックスして笑っているんです。だから、萩生田ジャイアンに守られている、安心した顔をしているんです」

「国会議員全員脱税している」

 萩生田氏が安倍元首相の側近だったことをアピールした。もう一人、萩生田氏の強力な援軍となったのが松井一郎・元日本維新の会代表(元大阪府知事)だ。

「僕は萩生田さんを応援しに来たんじゃありません。萩生田さんは仲間ですから一緒に頭を下げてね、ごめんなさいねと。皆さんに謝ろうと思ってきました」

 猛烈なヤジが飛び交う中で応援演説に立つと、最初にそうお詫びを口にしたうえで、亡くなったばかりという父の教えで応援に来たのだと言う。

「うちの親父が天寿を全うしてね、亡くなりましてあの世にいきました。うちの親父の教えでね、友達を大事にせえよと。苦しい時にね、ただ応援してるだけじゃダメなんだよ、叱咤激励やるんだよ。ダメなところはダメだとはっきり言えるのが友達だと親父の教えがあったんです。だから萩生田さんには今回のことはダメだと、政治とカネの問題、これは応援してくれている人の信頼を失ったんだと、はっきり申し上げました。

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