《車椅子2台を搭載可能》宮内庁が14年ぶりに福祉車両を購入、リハビリ中の美智子さま向けに特注か 将来的には上皇さまと揃ってご乗車の可能性
NEWSポストセブン / 2024年11月9日 11時15分
現在皇室では、上皇さまの弟である常陸宮さまが日常的に車椅子を使われており、専用の福祉車両を使用している。
「美智子さまについては、各自動車メーカーから最新の技術を搭載した車両の提案を受けて、さらに美智子さま仕様に改造されたものが用意されるとみられます。なかでもこだわっているのが、車椅子を2台そのまま入れられるという機能なのです」(前出・皇室記者)
足元は常に「ヒール」
上皇さまとのご成婚から65年。美智子さまは体の動かし方ひとつ取っても、国民の目にどう映るのかを強く意識されてきた。たとえば、姿勢。
「美智子さまのお召し物の背中側に、しわが入っているのを見たことがありません。それは常に姿勢を正され、椅子に腰掛けられるときも背もたれに寄りかかられないからだといわれています」(前出・皇室記者)
意識は細部にまで及び、「脚」は最も気を配られてきたところだ。
「“皇室のフォーマル”は明治以降、伝統的に洋装で、美智子さまも徹底してこられた。足元は、脚が優雅に見えるからという理由でピンヒールを着用されることが多かった。飛行機や新幹線での移動中でも履き替えられることはありませんでした」(前出・皇室記者)
しかし年齢を重ね、筋力が衰えていくなかで、次第にそれが難しくなる。
「徐々に低めの、そして安定感のある太めのヒールへとシフトされていきました。ご自身のお立場にふさわしい身なりと、けがの予防などご年齢に見合った装いに折り合いをつけ、その時々にふさわしいものを模索してこられたのです」(皇室ジャーナリスト)
今年4月、美智子さまは昭憲皇太后の没後110年に際し、明治神宮を参拝された。あいにくの雨のなか、あわや転倒というよろめく瞬間もありながら、白いロングドレスの裾からのぞいた足元はヒール。美智子さまの矜持が垣間見えた場面だった。だが、いまやヒールを履くことはおろか、車椅子生活を余儀なくされ、日常生活もままならない。
「ご自身の体調をいちばんよく理解されているのもまた、美智子さまです。真摯にリハビリに取り組まれると同時に、もう車椅子を手放すのは難しいかもしれない、と思われることもあるようです。
お召し物と同様、年を重ね、いままでできたことができなくなるのは仕方がないことだと理解されつつも、それを受け入れるには相当の覚悟が必要です。これまで必要ないと考えられていた福祉車両についても、けがを機に『もう拒むことはできない』と苦渋の決断を下されたのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
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