1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

《元受刑者が告白》出所したときに最初に自由を味わう瞬間は?「コンビニへ入ったとき」「自由にドアを開けられる」、スマホは返却されてもすぐに使えずかえってストレスに

NEWSポストセブン / 2024年11月10日 16時15分

 スマホがなければ生活できないといっても過言ではない今の時代、スマホを返却された時はどうなのか。受刑者たちが持っていたスマホは、逮捕の時に取り上げられるが、その後、保管され、出所時には返還される。保管中、電源オフでも基本料金は発生しているので、料金が未払いだとすぐには使えない。未納期間が長くなれば支払っても使えない場合もあるという。銀行口座をもたないヤクザにとって、スマホを買うのはハードルが高いのだ。家族や組の子分などが代わりに支払っていたなら使用可能だが、戻ってきてもバッテリー切れである場合がほとんど。ようやくスマホを手にしてもすぐに電話ができないケースが多く、自由より不便さやストレスを強く感じるらしい。

 住む所がある者は自分の家に帰っていく。この幹部は借家住まいだが、知人の物件を借りていたため、服役中、家賃が未納でも追い出されることはなかったという。「以前は狭い!と思っていた小さな家だが、帰ってきたら、自分の家ってこんなに広かったんだと思ったね」と開放感を味わったという幹部は、「いいもんだよ。自分で自由にドアが開けられるって」と笑い出す。一般人にはわからない感覚だが、「刑務所にいれば、ドアは開けてもらうもの。自分では開けられない。許可がないとドアは開かないんだから、出入り自由はいいね」。

 出所したての元受刑者が自由を感じるのは、普通の人にはごく当たり前のことだった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください