1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【全文公開】慶應幼稚舎“入学ブローカー”の顧客となった著名人たち IT企業社長、クリエーター、大物役者、大相撲関係者…“幼稚舎の元教員”家庭教師の斡旋も

NEWSポストセブン / 2024年11月12日 7時15分

 幼稚舎とのパイプのある大物教員OBというだけあって、その費用もかなり高額だ。X氏が提示した家庭教師の費用は、入会金30万円、レッスン料1回につき3万円、諸経費が月3万円(月5回目からは1回につきプラス5000円)だったという。

「レッスンは子供が年少、年中のときは月1回ほどで、幼稚舎の入試が近づくと週1回になり費用がかさみました。内容は幼稚舎の入試科目でもある体操や工作を子供にやらせて、親にフィードバックするというものでした。レッスン回数を計算して数か月分をまとめて現金でX氏に支払うシステムで、“買収工作”同様、実際にいくら家庭教師にわたっていたのかはわかりませんが、X氏に、“特別な入学ルート”とは別の費用として数百万円を支払ったことは間違いありません」

 こうして自分の息のかかった教員や関係者たちを手なずけ、X氏は著名人たちも顧客にしていたのだ。改めてAさんが苦しい胸の内を明かす。

「最もかわいそうなのは、何も知らずに一生懸命受験勉強をしている子供たちです。私自身、安易に慶應ブランドをお金で買うような行為をしたことを恥じていますし、いつか自分の子供たちが成長したら、きちんと事情を説明し、謝罪したいと思っています」

 今日この瞬間も受験に挑む幼い子供たちに、「公平だ」と胸を張って言えるお受験であってほしい。

※女性セブン2024年11月21日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください