《少女に薬物を飲ませて性暴力》ハマスから救出された女性が明かす「10年間の奴隷生活」ISに拉致され飢えて口にした肉の“戦慄の正体”
NEWSポストセブン / 2024年11月11日 7時15分
10年前に当時11歳でイスラム教スンニ派の過激派組織「IS(イスラム国)」に拉致されて、奴隷として扱われていた女性が、パレスチナ自治区ガザから救出されたことがわかった。イスラエル軍が10月3日に発表した。
ISは2014年8月、イラク北西部に暮らす少数派ヤジディ教徒を襲撃。虐殺や性暴力と、あらゆる残虐行為を加えた。6000人を超える女性や子どもが誘拐され、奴隷として売買されたとみられている。
ガザから救出された女性、ファウジア・アミン・サイードさん(21)は、まさにそのヤジディ教徒だ。ファウジアさんは、イギリスのタブロイド誌『ザ・サン』で、自身が過ごした「地獄の10年間」について告白している。(注意:衝撃的に感じられる内容が含まれます)
「幼いファウジアさんは連れ去られた後、4日間も何も食べられなかったそうです。やっとISの戦闘員から食事を与えられて、味に違和感を覚えつつも、なにしろ飢えていたので、調理された肉を食べたそうです。
しかし、食後に体調が悪くなってしまいました。そこで戦闘員から『あの肉は、赤ん坊の肉だ。これが、お前たちの食べた子どもだ』と首を切られた子どもの写真を見せられたと明かしています。ファウジアさんと一緒に食事をした女性たちは、自分がなぜ赤ん坊と引き離されたかを悟って、泣き崩れたといいます」(国際ジャーナリスト、以下同)
地獄はまだ続く。奴隷となったファウジアさんは、2015年、シリアへと連行された。数百人の囚人とともに、劣悪な環境で監禁されたという。
「ずっと暗闇の中に閉じ込められ、男たちがやってきては、気に入った女性を連れて行ったといいます。ファウジアさんはISの戦闘員らに5回も売買され、まだ幼い彼女に薬を飲ませて、眠っている間に性暴力を加えた男もいたそうです。性被害のなかで、ファウジアさんは15歳という若さでふたりの子どもを出産することになったと語っています」
各地を転々とさせられたファウジアさんは、2020年にガザに連行されて、今度はイスラム組織ハマスの支配下に置かれた。相変わらず自由のない生活の中で、しかし彼女に転機が訪れる。2023年10月7日、ハマスはイスラエルへの大規模攻撃を仕掛けた。攻撃対象となった音楽フェスの参加者だったシャニ・ルークさん(享年22)が裸に近い状態で連行される映像が拡散されるなど、現地の惨状は世界中に衝撃を与えた。
ISとハマスに奪われた自由…その後は
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