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「右翼に殺されるかと…」靖国神社に“トイレ”落書きの中国人被告が主張した「日本の職場で受けた暴力」10年以上の日本生活で変化した「日本人のイメージ」

NEWSポストセブン / 2024年12月4日 10時59分

 姜被告は事件の数日前に、靖国神社の下見をしていた。来日して初めての訪問だった。パンフレットを見て、日本にとって特別な場所である認識は持っていたと言う。

検察官:「どうして特別かはわかりますか」

姜被告:「中国版のTikTokで、富士山や靖国神社で中国国旗を掲げている人を見たんで特別な場所だろうとは思った」

検察官:「日本のため、命を捧げた人を祀った場所とは知っていますか」

姜被告:「特別な場所とは思っていた」

 それでも、「処理水」の海洋放出に抗議するため、犯行に至ったとする姜被告。再犯しないかの質問に対しては、「もうしません。もっと、いい方法で海を守る」と回答した。

 最後に、「国外逃亡した2人は日本で処罰を受けるべきか」と問われると「答えたくないです」と供述を拒否した。

 次回は12月19日に、検察官からの求刑などを行う論告、弁護人の最終弁論、そして被告人自身の最終陳述が行なわれる。本日の審理も踏まえ、姜被告がどのような言葉を残すか、注目が集まる。

(了。前編から読む)

【プロフィール】
普通(ふつう)/1984年、東京都生まれ、大阪在住。裁判ライターとして年間約1,000件の刑事裁判を傍聴。事件規模に関わらず全国で傍聴を行い、X、YouTube、noteなどで発信している。その他、裁判への関心を高めるための傍聴の引率、大学での講義などを手掛けている。

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