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《巨人行ったらお前の実家が無くなると思えよ》阪神・大山悠輔のFAめぐり脅迫まがいの投稿も…そば店を営む実父が明かした「ファンとのやりとり」

NEWSポストセブン / 2024年12月5日 7時15分

阪神残留を決めた大山

 11月29日、国内フリーエージェント(FA)権を行使していた阪神の大山悠輔内野手(29)の残留が発表された。獲得に乗り出した巨人は6年24億円超の条件を用意していたと見られるが、それでも虎の主砲は5年総額17億円プラス出来高払いで残留を決断した。球界関係者が解説する。

「宣言当初は条件面で圧倒的な金額を提示していた巨人入りが本命視されていました。また、大山選手は入団時にある雑誌に『史上最悪のドラ1』と書かれたり、主力となってからも試合で活躍できないと、こてんぱんにファンから叩かれていました。それもあって、在阪マスコミや一部の阪神ファンを快く思っていなかった部分もあった。

 大山選手は先月、甲子園で行われた『ファン感謝デー2024』に参加。満面の笑顔を見せながら、ファンとの交流を楽しんでいたものの、その2日後に大阪市内のホテルで行われた球団納会は当日になってドタキャンしたそうです」(球界関係者)

 大山のFAを巡る論争は加熱し、一部の阪神ファンの中には、X(旧Twitter)上で、《大山お前巨人とか言ったら実家の蕎麦屋無くなると思えよ》(原文ママ)などと、そば店を営む大山の実家への脅迫まがいの投稿も散見されていた。

 実家に異変はあったのか。残留決定の数日後、そば店を営む大山の実家を訪ねた。以前から変わらず、店内には大山のユニフォームやサイン入り写真などが置いてある。NEWSポストセブンの取材に大山の父親は「どこの球団に行っても親としては応援するつもりでした」と口を開いた。

 大山本人や店に対するSNS上での誹謗中傷については「あ〜、全然気にしてないです! 被害もありませんでした。良いときも悪いときもあるから。プロ野球選手の宿命だと思ってます」とし、「残留」を知った一部のファンとの心温まるエピソードを語った。

「日曜日、お店が休みだったんですけど、東京から来てくれた(阪神の)ファンが、手紙を置いて行ってくれて、残留してくれてありがとうございますって。これからも応援しますって……」

 あと5年は縦縞を纏う大山を見ることができそうだ。

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