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【有馬記念直前スペシャル対談】吉井理人監督&本城雅人氏が語る“本当の武豊”「バーで飲んでいて椅子からで“落馬”寸前」「メジャーリーガーとしてサイン」

NEWSポストセブン / 2024年12月19日 10時58分

武豊騎手とも交友の深い千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人氏(左)と作家・本城雅人氏

 今年も競馬の夢の祭典「有馬記念」が近づいてきた。そこで、名手・武豊騎手とも交友の深い千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人氏と作家・本城雅人氏が対談。2人が武豊騎手のエピソードについて語り合った。【全3回の第2回】

本城:サンスポの競馬記者時代、吉井さんには秋のGIの予想コラムをお願いしましたよね。

吉井:全然当たらへんかったな(笑)。

本城:僕は武豊騎手や明石家さんまさんのコラムも担当していて、雑誌『Gallop』でも競馬好きの方の対談などを担当し、プロ野球選手と騎手をお引き合わせすることも多くなった。

吉井:ジョッキーと話してみていろいろわかりました。競馬って馬任せみたいな部分が多いのかなと思っていたけれど、けっこう戦術をたてているのが印象的でした。

本城:そこにジョッキーの力量の差が出るんでしょうね。武さんとかはいくつもプランの引き出しを持っている。

吉井:ところがプライベートの武豊を見ていると、この人の馬券を買っていいのかどうか、あまり信用できないなと思ってしまう(笑)。

本城:調子よく飲んでて、バーのカウンターの椅子から“落馬”しそうになったり。

吉井:僕はお酒を飲まないので、いつも帰るまでお守りしていました。

本城:野球がシーズンオフになると、日曜日の夜はジョッキーや若手調教師たちに、野茂さんや赤堀元之さんなんかも交えて食事会をしていました。

吉井:幸英明騎手とはとくに仲良くなりました。彼は関西で乗っていても夜だけ東京にやってくることもあった。

「メジャーリーガー武豊」のサイン

本城:吉井さんがアメリカにいった後、僕は会社の留学制度に合格してニューヨークに行けることになった。そうしたら、この年、武豊騎手がロサンゼルスに拠点を移した。

吉井:僕はニューヨーク・メッツから、コロラド・ロッキーズにトレードになったんですが、ロサンゼルスでドジャースと試合がある時に、武騎手と本城さんも試合を見に来てくれましたね。

本城:武さんにもサンタアニタ競馬場を案内してもらいました。吉井さんは有名人だったから、ジョッキールームにも入れてもらえて。

吉井:ジョッキーがビリヤードなんかやっていて、メジャーのクラブハウスに雰囲気が似ていると思いましたね。

本城:その後、3人で現地の居酒屋に行ったら、店の人が吉井さんを見つけてサインしてくれって色紙を持ってきた。

吉井:それで、僕が店の人に武騎手のことを、「彼も有名人やで」と言って。

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