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神田伯山&清野茂樹が語る「プロレスと仕事の共通点」「今年最大の驚きは『力道山未亡人』」

NEWSポストセブン / 2024年12月19日 16時0分

──「お客様」という言葉がありましたが、客を呼ぶために「興行」では何が必要になるのでしょうか。

清野「(アントニオ)猪木さんの言う『環状線の理論』だと思います。環状線の外、つまりジャンル外に向けた話題作りと技能でしょう。伯山さんは見事に実践されているので、素晴らしいと頭が下がります。これが出来るのが『選ばれた人』であり、ジャンルを背負える人なのでしょう」

伯山「いえいえ、ありがとうございます。清野さんの仰る通り、興行はお客様がいるかどうか、喜んでいただけるかが勝負で、それはチケットの売れ行きに出てくると思います。その上で満足度が要。そこはプロレスでも何でも全てに共通しているかもしれません」

驚いたのは「力道山未亡人」

──現在の仕事にプロレスとの出会いで生きていることはありますか。

清野「ステージがなければ自分で作る、という発想は完全にプロレスの興行から学んでいます。自分で場所を作るというのは競技者にはないプロレスラーの発想です。プロレスラーの姿を数多く見てきた僕は、自分がプロモーター兼レスラーという発想で企画をして、仕事に結びつけているつもりです」

伯山「講談は格闘技やプロレスと直接的な関わりはないんですね。それでも相撲の講談なども多く、『大相撲どすこい研』(NHK)という番組や、今度、芝田山親方などとも対談のお仕事をいたします。物語のなかに自然に格闘技や歴史が入ってくると繋がってくる感じですかね。そして相撲の講談は全国どこ行っても反応が良いです。皆様、頭に絵が浮かびやすいんでしょうね」

──今年、格闘技やプロレスの話題で驚いたことがあれば教えてください。

伯山「今年、力道山さんの妻であられた田中敬子さんをテーマにした『力道山未亡人』という本が出まして、今もご健在なことに大変驚きました。そして実はその敬子さんとお話をするイベントを清野さんと一緒にやるのでひたすら楽しみです。クリスマスイブの12月24日開催ですので、皆様にプレゼントを。力道山さんが着ていたような10万円相当のガウンもプレゼント。背中には『力道山未亡人』といれていただきました。

 ほかにも猪木さんが師匠の力道山さんに殴られていたのをモチーフにした靴べらや力道山さんが好んで飲んだ“ジョニ黒”なども。そういうイベントありますので。プロレスに興味ない方も現代の生き字引であり、生でその声を聞くことが出来るイベントありますからぜひぜひ。昭和も感じられると思います。清野さんの実況芸と、私のプロレス講談も一席申し上げます。是非是非。メリークリスマスを祝いましょう!」

◆「神田伯山&清野茂樹クリスマストークショー」が開催予定!

2024年12月24日(火)開演:18:30~ (開場 18:00~)

出演者:六代目 神田伯山、清野茂樹、田中敬子

練馬文化センター 小ホール(つつじホール)にて開催予定

チケット販売:イープラス、当日券販売あり

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