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【『極悪女王』で絶賛の嵐】剛力彩芽(32)が明かす「高すぎるドロップキック」の秘密 「3キロの壁がある」「体重計にはのらない」驚きの肉体改造

NEWSポストセブン / 2024年12月25日 12時13分

──『極悪女王』ではリアルなプロレスシーンも話題になりました。特に剛力さんはドロップキックの完成度が高いと評判でした。どのような練習を積んだのでしょうか。美しいドロップキックのコツってあるんですか?

 プロレス指導をしてくれたマーベラス所属のMariaさんが、ドロップキックがすっごく上手なんですよ。助走なしで飛んでいるんです。「なんできれいにドロップキックできるんだろう」と、Mariaさんをずっと観察していました。「いくぞ!」という気合いも大事なんですけど(笑)、跳んだ後に、脚を曲げて体をぐっと縮めるのがポイントかな。空中で脚が曲がりきらないと、お尻が下がった状態になって脚から落ちてしまう。私は人の真似をするのがすごく好きで、自分が想像できるとそこに近づいていける。あとはひたすら基礎練習。できるようになるまでちょっとずつ、ですね。

 増量すると自分の体を重く感じるんですけど、トレーニングを続けていくと、体がふっと軽くなる瞬間があるんですよ。ちゃんと自分の重さに筋肉がついてくるというか。そういう時に体がすごくよく動きました。「今日からすごい軽いぞ!」みたいな(笑)。体重の増え方は、3キロずつくらいでした。3キロ増えて、いっかい止まって、「3キロの壁」が毎回あるんです。そういうときに、今までできなかったことが急にできたりするんです。「体が慣れる」とか「体になじむ」って大事なんですよね。

──舞台『No.9 ─不滅の旋律─』(2024年12月21日開幕)は、4年ぶりの再演です。この4年間で『極悪女王』という大きな仕事を経験して、舞台での演技に良い影響を与えられましたか?

 体の使い方が変わったのかな。4年前は線がすごく細かったので、演出家の白井晃さんに「脚を広げて仁王立ちして」と何度も言われていたんですよ。脚を閉じると細く見えちゃうから。今は私も意識して芝居しているので言われなくなったのかもしれないですけど、昔より外見的な存在感は増している気がしています。

 あと、『極悪女王』では試合のシーンが多くて、「安全第一」を意識して常に俯瞰で周囲を見るようにしていたので、舞台でも「お客様からどんなふうに見えてるのかな」と感じられるようになりました。「どこか冷静な自分がいる」というか。

──同じ作品を再演するのは、新しい作品を演じるよりも「さらに良くしなければいけない」というプレッシャーを感じたりしませんか?

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