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《改正法が施行》大麻の規制強化で飛び出す「陰謀論」 ”新物質”が添加され危険ドラッグ化する”薬物市場”の闇

NEWSポストセブン / 2024年12月29日 16時15分

「合法」をうたいつつ、含有される成分が何なのかもしっかり把握せず、さらにその成分が人体にどのような影響を及ぼすかの臨床試験もされていない、そして毎度のように体調不良者や死者まで出てしまう。結局のところ、遵法意識が極めて希薄で、自身の快楽さえ優先させられればよい、といった人々の手で危険な薬物が世に出回っているだけだ。製造者や販売者が、暴力団などの反社会的組織とつながっている例も、筆者が取材した限り少なくない。悲惨な結果の責任など誰も取るつもりはなく、泣きを見るのは、だまされて購入したり使用する客や、その客が引き起こす事故に巻き込まれる一般市民だけだ。

 今回、摘発されたようなショップや愛好家は、誰にも迷惑をかけていないとよく言う。だが、本当にそうだろうか。彼らが売買するものは嗜好品という楽しいものではない。そして屁理屈を駆使して謎の嗜好品を使い続ける、無責任で利己的な一部の人たちによって、真面目に暮らす市民の生活や人生は脅かされる。だから、本当に危ない、と訴え続けなければならないという思いは、危険ドラッグの取材を始めた当時も今も変わらない。

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