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《ニューヨークに移住8年の歌手・植村花菜》神様も驚く「公共トイレが本当に汚い…」「えのき1袋800円」それでも米国で暮らし続ける理由

NEWSポストセブン / 2025年1月2日 15時59分

「外食は極力せずに自炊を心がけ、息子の送り迎えも電車ではなく自転車で行うなど、節約を心がけています。とくに日本のものが買える日系スーパーは高いですね! たとえば、えのきが1パック約600円、高いときには約800円もしました」

 うわぁ……目玉が飛び出そうな値段だ。

それでもニューヨークに住む理由

 日本とニューヨークのフライトは片道13〜14時間もかかる。頻繁に行き来するのは移動だけでも大変だろう。

「私1人なら全然平気です。でも、子どもが一緒だとやっぱり大変なことはありますね。息子はもう小学4年生なので私と離れるのは平気ですし慣れっこですが、娘はまだ1歳で授乳中なので離れるわけにはいかず、アメリカでも日本でもずっと一緒に仕事現場へ行っています」

 それでも、ニューヨーク暮らしへのこだわりは強い。きっかけは、紅白出場の翌2011年、NHKのドキュメンタリー番組のロケで、カントリーミュージックの聖地であるテネシー州ナッシュビルを訪問したことだった。英語は不慣れでも音楽で交流ができることや、さまざまな人種が入り交じり、個々人がはっきりと自分の意見を主張する米国の文化に強烈な魅力を感じたのだ。

「ロケの後すぐにまた行きたくなって、翌年に単身で2カ月間米国を旅して回りました。グランド・キャニオン、ラスベガス、サンフランシスコ、ニューオーリンズなど、西から南、東へといろんな場所へ行き、ストリートやライブハウスで歌いました。

 私が歌手になろうと思ったきっかけは映画『サウンド・オブ・ミュージック』。子どもながらに、歌や音楽を通じて人と人が繋がっていく、人を笑顔にすることができるなんて素敵だなと思ったのですが、米国旅ではまさにそういう体験ができました。そして、最後にいろんな人種の方がいて刺激的なニューヨークにたどり着いたとき、『私がこれから住む場所はここなんだ!』と直感しました」

 ニューヨークでは現在の夫との出会いもあった。一度「これだ!」と思うと猪突猛進するタイプの植村さんは、すぐに移住を決意。2015年にデビュー10周年を迎え、翌2016年に全国ツアーやアルバムリリースなどを終えると、満を持して家族で移住した。その後、2018年にレコード会社、事務所から独立してフリーランスとなった。

 ニューヨークには頼りになる母親はいないが、やりたいことをたくさん実現できた。新たな楽しみもできた。それは意外にも、サッカーだという。

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