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《「二十歳の集い」晴れ着トラブル》各地で発生していたヤンキー衣装を巡るトラブル「サイズが合わないピンク色の袴を強制」「刺繍入り特攻服を作らされた」

NEWSポストセブン / 2025年1月7日 7時15分

 式典前日、大学生の元には確かに「ピンク色の袴」一式が届いたが、サイズがだいぶ小さく、そもそも「正絹」とされていたはずの衣装はどうみても「化学繊維」製だった。母親にも相談し、15万円は高すぎるしサイズもあっていない、と暴走族の同級生に訴えた。

「まあ脅されましたね(笑)、先輩に文句があるのか、と。友達もサイズの合わない袴が送られてきたようですが、相手が相手だから、お互い泣き寝入り。後から怒鳴り込まれるのもいやですからね。慌ててスーツを買いに行って事なきを得ましたが、もう思い出したくもないです」(男子大学生)

 広島市在住の建築業の男性も、やはり地元のつながりで、ぼったくりともいえる衣装一式を揃えざるを得なかったと嘆く。

「正直俺はヤンキーでも何でもないんですが、不良の友達に“どうしても”とお願いされて、友達の先輩経由で赤と金の袴をレンタルしました。10万円ほどでしたが、それ以外にも、名前や地域名が入ったノボリ、ワッペン、特攻服まで作らされ、総額は20万以上。地元の怖い先輩の付き合いだし、周囲も渋々買っていましたが、大人になってまでこういうのがあるのかと落胆しました」(建築業の男性)

 その友人から「特攻服の刺繍は何がいいか?」と聞かれたという男性。投げやりに「なんでもいいよ」と答えたところ、式典前日に「お母さん、育ててくれてありがとう」と金の糸で刺繍されたド派手な特攻服が届いたという。

「暴走天使とか、天上天下なんとか、みたいなことが書かれてくるのかと思いましたが意外でした(笑)。最近は母親や友達への感謝を刺繍するのがブームだそうで。もちろん、恥ずかしくて着られず、今も家のタンスの奥にしまってありますよ」(建築業の男性)

 一生に一度の晴れ舞台。衣装トラブルで、その機会を台無しにされる若者がこれ以上でないことを祈るばかりだ。

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