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《2025年は巳年》オバ記者が明かす蛇と触れ合った2つの思い出「筋肉の塊がうごめく恐ろしさといったら…」

NEWSポストセブン / 2025年1月13日 7時15分

 蛇使いのお兄さんは、まず女友達の首に2mはあろうかという大蛇をかけた。「へぇ、意外と重いね。写真撮った? じゃあもういい。サンキュー、フィニッシュ」と早々に大蛇から離れた彼女は、きっとよほど気味が悪かったんだね。

 で、次は私。20代でアオダイショウを抱いた経験があるから余裕のよっちゃんよ。首にかかった大蛇は確かに重たいけれど触った感触はアオダイショウと同じ。

「ええっ、平気なんだ?」と写真を撮りながら女友達が言うから、私もちょっと調子にのって、蛇使いのお兄さんが蛇の顔を近づけてくるたびに、唇をとがらせたり頰ずりをしたり。これ見よがしにやりたい放題よ。

 ところが、次の瞬間、思わぬことが起きたの。太い筋肉がゆ〜っくりと動いて、私の首の後ろから両横にかけて、軽〜く絞め始めたんだよね。ほんの数秒だったと思う。あわてて蛇使いのお兄さんが私の首から大蛇を外してくれたけど、筋肉の塊がうごめく恐ろしさといったらない。それ以来、本物の蛇に触れようとは思わなくなった。

 そういえば、巳年と聞いて身震いすることがまだあるの。実社会じゃ、本物の蛇より天敵かもしれない。

 それは漢字の「巳」と「己」と「已」よ。それぞれの読みは、「み」「おのれ」「すで」だけど、字面が似ていて区別がつきづらい。あと、「逃」と「逆」と「追」も微妙。そう、私は画数の少ない似たような漢字の書き分けが苦手なんだわ。

 ふんっ、「PC時代、漢字を書き分けられなくても関係ねえや」と開き直っているけれど、忘れた頃に人前で大恥をかく夢を見てうなされるんだよね。こんなオバだけど、今年もどうぞお見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。

【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。

※女性セブン2025年1月16・23日号

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