初場所の向正面に「溜席の着物美人」登場! デヴィ夫人の右上に座った本人が語る「観客に女性が増えるのは相撲人気の高さの証」
NEWSポストセブン / 2025年1月13日 12時15分
横綱・照ノ富士と大関・大の里に土がつく波乱の幕開けとなった大相撲初場所(東京・両国国技館)だが、今場所も溜席には大物タレントたちが初日から登場。ネットでも大きな話題となった。
NHKの大相撲中継で、仕切りのたびに画面の左下に映り込んでいたのが84歳のデヴィ夫人だった。真っ赤な服の左胸には赤いバラのコサージュをつけて存在感は群を抜いていた。
一方、東の控え力士が映ると、東の花道近くには落語家の笑福亭鶴光が落語家枠と呼ばれる溜席に座っていた。高安戦では「高安」と印字された緑の応援団扇を掲げて声援を送る姿が映し出されていた。
そして、デヴィ夫人の右上のあたりには鮮やかな緑色の着物を来た女性の姿が。毎年11月の九州場所では控え行司のすぐ隣の溜席に15日間通い続け、ネットニュースで「着物美人」として取り上げられたこともある女性だ。初場所の初日は向正面の溜席5列目中央あたりに座り、鮮やかな緑の着物はデヴィ夫人の赤の服と対照的だった。
着物での観戦は「また違った雰囲気を味わえる」
初場所の初日、NHKの大相撲中継で映し出される向正面に限って言えば、女性の姿が目立った。約半数が女性で、年齢も幅広かった。長く国技館に通っている「溜席の着物美人」に聞くと、こんな答えが返ってきた。
「相撲の人気が高いということだと思います。これまでも相撲の人気が高まると女性が増えました。チケットが取れない状態が続いていますが、女性に“行きたい”とせがまれると男性は頑張って手に入れるみたいですよ。
女性が増えると土俵が盛り上がります。男性は黙って見ているだけですが、女性は大きな声で声援を送りますからね。女性が多くなると華やかでいいですよ。慣れないと大変ですが、着物で観戦するとまた違った雰囲気を味わうことができると思います」
この日の着物美人は黒や紺が定番とされる大島紬では珍しい緑を身にまとっていた。初場所の6日目には向正面の西花道に面した溜席で観戦予定だという。波乱続きの土俵だが、土俵周りの華やかな観客の存在も場所を盛り上げていくことになるに違いない。
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