「パンチラ撮りまくりたい!」制服姿の10代女性のスカートにスマホを…犯行600回以上、“東海の撮り師”今村諭太容疑者、職場では「急に仕事を休むことが…」同僚が覚えた違和感
NEWSポストセブン / 2025年1月16日 16時15分
近年、社会問題となっている盗撮行為。2023年7月、盗撮を取り締まる「性的姿態等撮影処罰法」が施行された。従来の都道府県ごとの「迷惑防止条例」とは違い、盗撮に特化した法律で、罰則も厳しい。施行から1年、抑止力となると期待されていた同法だが、結果的に盗撮の検挙件数は増加してしまった。
盗撮を好む人のなかにはSNSなどを利用して“愛好家グループ”をつくり、写真や動画の交換を行う者もいるという。そうした集団に属し、捜査員から“東海の撮り師”と呼ばれた三重県津市の今村諭太容疑者(34)が1月8日、性的姿態等撮影処罰法違反(撮影・記録保管)で逮捕された。大阪府警布施署の生活安全課長が話す。
「昨年4月、同県四日市市の商業施設内の上りエスカレーターにおいて、密かに女性の後ろから近づいて、スカート内をスマートフォンで撮影、それを保存した疑いなどがもたれています。
布施署では昨年7月、盗撮愛好家グループに属する被疑者を検挙しておりまして、その男性がネット上のデータ転送サービスからダウンロードした写真などが、今村容疑者の自宅からアップロードされていたことから今回の逮捕につながりました。調べに対して男は『私のしたことに間違いはない』と容疑を認めています」
5~6年前から盗撮を始め、東海地方を中心に少なくとも600回は盗撮を繰り返してきたという容疑者。今回の容疑は制服を着た10代と思われる女性に対しての盗撮だったという。
「愛好家グループ間でのやり取りなども押さえているのですが、『パンチラ撮りまくりたい!』といった文言も確認しております。動機については、主に若い女性の下着などが好きだったからではないかと考えられます」
同僚の証言「急に休むことが多くて…」
犯行の裏で、容疑者は一家の大黒柱として幸せな生活を送っていたようだ。本人のSNSを見ると、家族写真が多く投稿されている。家庭内では“よき父”だったのか──。
男の自宅を訪れると、玄関前には大きめの傘に混じって子ども用の傘が立てかけられている。容疑者の近隣住民の男性は驚きながらこう答えた。
「その人、私の知り合いのバイト先の店長 です。その店長さんは急によく休んだりとか、会議が四日市であったりすることが多かったらしくて、それで四日市に行ってたときに(盗撮)してたんじゃないか、みたいな話を聞きました。その知り合いは女性なのですが、『お店でも盗撮していたらどうしよう……』と疑心暗鬼になっているそうです」
同店舗にも話を聞くと、男が在籍していた事実は確認できたものの、「なにも答えられない」とのことだった。
今村容疑者が属していた“愛好家グループ”には、30人近いメンバーがいたとみられており、その大半は今も検挙されていないままだ。一見、社会では問題なく生活しているような人も、“裏の顔”があるのかもしれない──。
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