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《山口組と阪神・淡路大震災》機関紙で明かされていたボランティアの実態 スローガンは「一人は皆のために 皆は一人のために」 組長自ら救援活動

NEWSポストセブン / 2025年1月17日 16時15分

 実際、阪神・淡路大震災以降、山口組は表立った救援活動は行わなくなった。NEWSポストセブンは2016年の熊本地震で、県内の傘下組織によるボランティア活動について取材を申し込んだが、「見せ物ではない」と断られている。2024年の能登半島地震では県内に傘下組織がなかったが、『山口組新報』で一部の組員がボランティア活動を行なっていたことが判明している。

 野元組長も東日本大震災が発生した際、行きつけの喫茶店のママや常連客から「今こそ山口組の出番だね」と言われたが、活動は密かに行なったのだという。〈純粋な救援活動を人気取りの偽善活動などと言われたく無いからである〉と胸中を明かしている。

「暴力団である以上、厳しい視線が向けられるのは避けられません。それでも、今後、自然災害が起きるたびに山口組は救援活動に赴くのでしょう。そこにはヤクザの原点である“任侠”の『弱きを助け強きを挫く』という考え方があるのかもしれません」(前出・実話誌記者)

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